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カテゴリ:ボディワーク
ブログに書けるようなボディワークネタはたくさんあるんだけど、書く場所を選ぼうと思っているとブログがかけなくなりますね。 今日も夜遅く電車に乗って帰ってきましたが、脇で会社員の方が会社についての批判をしていました。聞いていると、会社の良い面も悪い面も(主観は入っているけれども)客観的に両面から批判している。ロルファーで、アイダロルフ批判をする人は少ないだろうと思います。私たちのように、ある固定した概念を元にして仕事をしている人たちがそれをしてしまうと、自分の仕事と現実とのつじつまが合わなくなるので、見てみぬフリをする方が多いのではないかと考えました(事実は分かりませんが)。 それで、ロルフ・インスティテュート(以下RI)が偉いなあ、本当に素晴らしい教育機関だなあ、と思うのは、RIが発行している機関誌に、アイダロルフ批判の投稿を掲載するところなんです。こうした意見に触れて、後進の者たちは「果たして何を信じていいのか」を自ずと考えなくてはいけなくなる。アイダロルフの考えをただひたすらに信頼し、グルのように慕うロルファーも多いけれど、それではロルフィングは発展していかない。それを知っているメンバーが居るからこそ、相反する意見をもみ消したりしないのでしょう。 RIは新しいテクニックや考え方、発明や実験にとてもオープンで、それが時代にマッチしたロルフィングを作り上げていると思うのです。はるか昔のテクニックや考え方(それも、誰も-アイダロルフですら-満足に説明できているとは考えがたい)を後生大事にするよりも、「それはおかしいのではないか」と一石を投じる者が居て、その意見を聞こうとする器があって、今のRIがあるのだと思います。 ばう犬や私のように、ロルフ・インスティテュート批判をすると、仲間に非常に嫌がられます。でもそれも当然かと思います。ロルフィングを仕事としていつつ、ロルフィングに疑いを持つと拠りどころがなくなるような不安を感じるのは、誰しも一緒でしょう。でも、そこから「考える」行為が生じ、それぞれの「ロルフィング」が生まれていくのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.24 00:55:19
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