冬休みを取らず、日本に行けなくて悲しかったわたしが
待ちに待っていた旅行です!
エミリア・ロマーニャ州、サルソマッジョーレ・テルメで行われる
ピザ世界選手権の
日本人参加者の応援に行ってきます。去年電車に乗り遅れた辛い思い出がありますので、
今回は余裕を持った旅程にしました。
12時36分ローマ・テルミニ駅発のミラノ中央駅行きに乗ります。
ゆっくり4泊するので電車代はケチろうと思い、
安い急行列車インターシティにしたら、疲れました…。
コンパートメントの席なものですから、狭いし、
落ち着きのないナポリ人の若者たちに囲まれるし…。
20ユーロくらいの差なんだから特急にすればよかったかな…。
でも荷物多いのに乗り換えはきついので
(特急だとボローニャとパルマかフィデンツァの2回乗り換えだけど、
急行だとフィデンツァまで一本)、
やっぱり1時間長くても急行でよかったかな。
一長一短の電車選択です。
ずっと読みたかった宮尾登美子の『きのね』を
おもむろに出して読み始めると、
6席のコンパートメントのうち3席を占めていた
女の子2人男の子1人ナポリ人グループ、「何?何?」と興味津々。
1人で乗っていた別のナポリ人の女の子も加わって、
まみんこプレゼンツ、日本語のレクチャーが始まりました。
しかし…。この19歳3人組の彼ら同士の会話は1%しか分かりません。
どこか他の国で聞いたら、
イタリア語だってことも気付かないかもしれません。
ナポリ弁ってすごいです。
ローマ弁はアクセントの特徴が主なので、慣れれば分かりますが、
ナポリ弁は他言語みたいに聞こえます…。ボローニャで、やはりナポリから乗ってきていたおばさんが降りて、
入れ違えに3人組と同じ年頃の女の子が乗り込んできました。
聞けばラヴェンナの大学生。
たたずまいが違う…。
ナポリ人3人ジャージだし…。
それにしても電車内が必ずこういうコミニュケーションの場になるのが、
イタリアのいいところだと思います。
『きのね』は落ち着いて読めなかったけどね。
それから、コンパートメント内の誰かが降りる時には
唯一の男の子、必ず荷物の上げ下げを手伝ってくれていました。
これも日本では有り得ない、イタリアの良い点です。
当たり前のように「手伝ってくれる?」「いいよ」の会話ができるって
素敵です。
フィデンツァでローカル線に乗り換えて、
10分弱でサルソマッジョーレ・テルメ駅に着きます。
去年一度来ているので、もう慣れたものです。
駅からホテルまでは歩いて15分くらい。
途中で雨が降ってきました。
泊まる所は去年もお世話になったグラン・ホテル・レジーナ。
スタッフも、もはやみんな知り合いです。
わたしの予約は名字ではなく「マミ」で入っていました…。
すごい扱い…。
建物は貴族の邸宅を改装していて、内装がとても素敵です。
お部屋は5階で、バルコニーと浴槽付き!やった!
お腹が空いたのでホテル内のレストランに行きます。
厨房にお邪魔。
シェフとアシスタント・シェフのエトラとは
去年お友達になりました。
他の日本の団体も入っていてお忙しいところでしたので、
おしゃべりもそこそこに、わたしは席に着きました。
何も言わずとも出てくる
パルマ産の生ハム(ここはパルマに近いのです)~。
「肉が食べたい!」と言ったら
わたしの理想のミディアムに焼いてくれた牛フィレ。
おいしいです!
ホテルのレストランでのこんな一人ディナーは贅沢だけど、
自分へのご褒美と言い訳をして味わってしまいました。
幸せだ~。
SASA姐さんから、ミラノのリナーテ空港を
バスで出発したとの電話が入りました。
これからロビーに下りて11名様お出迎えです!