のあねこ　お気楽日記

少し時差のある、お話ですけど。


実家の近くに、心療内科＆認知症専門のクリニックが開院したと。
そして、そのドクターがとってもいい感じだと。


・・・母の５０年来のお友達から連絡があり。


そのお友達が、気をきかせてくれて、そのクリニックを予約してくれました。
気をきかせて・・・・いや。私が何もしないから・・・です。


母の異変には、結構前から気づいていました。
心療内科には通っていたんですけど、
その症状とは、あきらかに違うな～って。


年末＆正月は・・すごかったわ！
いいボケっぷりでしたっけ。


なので、暖かくなったら、連れて行こうって思っていたんです。
それに、母は「その気」になりやすく、さらに「気が小さい」タイプ。


だから、かえって事実をつきつけられた方が、
気持ちが負けて・・・ゴロゴロと坂道を下ってしまうような気がして。


こちらとしては、疲れる「ボケっぷり」なんですけど、
その母に合わせて行動すればいいいことなので・・・
受診をもう少し、先送りしたかったんです。


でも、早めに薬を飲むことで、進行を遅らせることもできる？？？


でも、「薬を飲む」「薬を飲まなければいけない」という
新たなストレスが、「ボケっぷり」に拍車をかける可能性もあり。


どっちも・・難しい問題となっていました。


で。　母と５０年来のお友達が、私たちの背中を押す！ということになったわけです。


クリニックは、こじんまりとしたいい感じでした。
ドクターも、優しいのよ～～


マスクをしていたから、お顔を拝見！とまではできませんでしたけど、
声がね～　いい感じでした。
優しくて、落ち着いていて・・・母をよくリードしてくれました。


認知症のテストの結果。


集中力は、まだまだあるとのこと！
それから、計算とか・・・すごいよくできるのよ！
私の方が・・・・？？？でした。　ヤバイ！！！


で。
自分で買い物＆料理をしているから、
野菜の名前とか、料理の名前は、すっごいスラスラ言えるのさ。
ドクターがメモをとれないくらいの速さ。


でも・・これも問題なんだね～
名前がでてくるのは、とってもいいこと。
でも、相手のことを考えながら・・・ってのが、まったくできない！


なにげな～～く。
お話しているようで、全部が、母の症状を判断するためのもの。
いやいや～　恐れ入ったわ！！


そして、軽度の認知症と診断された、最大の原因が記憶力。


笑っちゃうのよ～
初めて行く病院って、必ず問診票を書きますよね。
この病院では、この問診票も、判断材料。
必ず、本人に書かせてくださいって言われました。


住所・氏名・電話番号・生年月日は、完璧だった！


だが～～　
年齢を書くところに、なんと２歳も若くサバよんだわよ～
やるな～～　いくつになっても、女性だってこと？？？


診察室では、本日の日付・・・分からず。
カレンダー見ていいよ～って言われても、１週間ずれてた。
いや・・きっと、適当に言ったに違いないんですけどね。


あと・・
よくテレビとかでみる。３つの言葉の記憶。


ドクターが指を出して、
親指が「桜」・人差し指が「ネコ」・中指が「電車」


母に記憶させる。
でも、この時点で「私、覚えるなんてできませ～～ん」って。
完全にシャッター閉めちゃったんですよ。母ったら。


覚えていてね！　って言われて、別の話をすること５分。


さて・・・さっきの３つの言葉は？？？
ヒントを言われても、まったく・どれひとつ・・・でてきませんでした。


でも、不思議なことに。
同じ記憶するでも「物体」があると・・・できる。


箱の中に・・・歯ブラシ・スプーン・鍵・えんぴつ・腕時計が入っていて。
覚えること１５秒。


箱のふたをしめると・・・３つ言えた。


どうやら、言葉で伝えられたことは・・・ムリっぽい。



今は…生活はそのままです。
ただ、朝１回だけ、お薬を飲む！　これだけ。


だがよ！
この薬を飲むってのを。。。理解するのに１時間かかりました。
実家に帰ってから説明したんだけど・・・


説明・確認　　説明・確認　の繰り返し。


理解できるわけなく・・・理解・・・いえ、納得かな？


私の方が、ブチ切れそうになったので、
「大丈夫できるよ～」って言って、さっさと退散してきました。


診断を受けた次の朝。
妹から、母が魂抜けてる～～って連絡があり。


電話してみたところ、
考えても仕方がない過去のことを「ねちねち」。
そして、その日に行かなくてはいけない内科のことを忘れてる。

「行く」のを忘れているのではなくて、
「そんな病院知らない」「行ったことない」って。


お～～い！
３０年ちかくお世話になっている、近所の内科医院ですけど～～


急きょ　仕事を休んで、実家に飛んで行った。
・・・ら、ニコニコしながら掃除機かけてた。


そして、あきれるほど納得できなかった新しい薬。
きっちり！飲んでました。


つ・・・疲れる。


血圧コントロールのための薬なので、手元にないのは問題。
だから、ほら！薬ないでしょ！って見せて。
内科へ連れて行った。


でも・・納得してないし～
医院の中では、クマみたいにウロウロしてるし～～


他に患者もいないことをいいことに・・・
私は、黙ってみてました。


無事に、血圧の薬をもらい・・・帰宅。


帰宅する道で、朝、考えていたことを「ねちねち」言ってる。
だから、お昼食べながら、思いっきりバカ話してやった。


そしたら、「ねちねち」していたことを、すっかり忘れたみたいで
　　（便利だーーーーー）
元気よく整骨院へ行く！って。


整骨院へ送り届て、私は帰ったきましたよ～


すっごく・・・疲れました。
このくらいで、疲れたなんて言ってたら、仕方ないんですけどね。