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テーマ:アンチエイジング(226)
カテゴリ:健康・ウォーキングライフ
日本は言わずとしれた高齢社会。
じわりじわりと平均寿命が伸長しています。 そんな中、最近では『アンチエイジング』という言葉が 盛んに言われ出していますね。 身体をいつまでも若々しく保つために、 いかにあるべきか。 運動法や食餌法、 あるいはアンチエイジング用のサプリメントまで 開発されていたりします。
そんな中、先日『NHKスペシャル』で興味深い特集を放映していました。 最近になってヒトを含む動物の遺伝子に、 何と老化を防いで寿命を延ばすDNAが見つかった、というのです。 『サーチュイン遺伝子』というのがそれ。 ヒトは老化が進むと、シワやシミが増えたり、髪の毛が白くなったり抜けたり、 といったような表面的な変化の他に、 物忘れがひどくなったり、場合によっては認知症になるなど、 多くの老化現象にさいなまれます。 ところがこの『サーチュイン遺伝子』が体内で働き出すと、 約100種類の老化要因を抑えて皮膚や血管、脳などが若々しく保たれることになり、 上で述べた老化現象の表出を遅らせる、 つまり寿命が延びるという効果をもたらすんだそうです。 『サーチュイン遺伝子』の活性化により、 人間の寿命を120歳まで延ばすことも可能だ、としている学者もいるとか。 まるで夢のような話じゃありませんか。 じゃ、その誰もが持っている『サーチュイン遺伝子』。 これのスイッチを入れて働かせるためにはどうすれば良いのか? 実はその方法論は実に簡単なことなんだそうで。 つまり……。 「必要以上に食べない」 ということ。 満腹感以上の食生活だと、 身体中の細胞は安心しきって比較的短命に寿命を迎えます。 死滅した細胞からは身体の各器官をむしばむ毒素が発生し、 これが老化現象を促して、 結果的にヒトの寿命を短くする影響を与えるんだそうです。 逆に「最低限の食生活」を心がけると、 各細胞は常に飢餓状態に置かれます。 そのままでは細胞は死滅してしまうため、 自身の延命のために活性化する働きが出てくる。 この時にスイッチが入るのが『サーチュイン遺伝子』なんだそうです。 『基礎代謝量』というのがあります。 人によって個人差がありますが、 1日何もしなくても細胞が消費するカロリーのこと。 僕の場合、計算してみると1600kcalでした。 ということは、僕の場合で1日のカロリー摂取量を1600kcalに抑えれば、 体内にムダなカロリーが蓄積せず、ダイエットにつながるのですが、 この食生活が細胞に飢餓感を与える効果もあって、 『サーチュイン遺伝子』のスイッチオンにも つながっている可能性があります。 僕の場合、この「必要以上に食べない」方法で ダイエットしたのですが、 そういえば、ごくたまに「若くなりましたね」という フィードバックを受けることがあります。 痩せたからそう見えるんだろう、と思っていましたが、 ひょっとしたら『サーチュイン遺伝子』がスイッチオンになり、 各器官が若返ってくれたのかもしれません。 長寿の人に「長生きの秘訣は?」と尋ねると、 よく「腹八分目の食事」という答えが返ってきますが、 あれは決して感覚的な話ではなく、 生物学的に理にかなった方法なわけですね。 ということで、結論。 「腹八分目の食生活を続けていると、 身体の器官を若々しく保つ『サーチュイン遺伝子』が活性化され、 寿命が延びる」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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