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テーマ:大河ドラマ『平清盛』(470)
カテゴリ:映画・TV・音楽・エンターテイメント
鳴り物入り(と思っていた)今年のNHK大河ドラマ『平清盛』。
どうも僕は『デス・ノート』のイメージしか持ってない松山ケンイチの 新たな側面が見られるとも思って楽しみにしていたのですが、 いざ始まってみると、どうしたものかさっぱり食指が動きません。 何かと酷評されていた昨年の『江~姫たちの戦国~』の方が、 僕としてはまだ見応えがありました。 NHK大河ドラマは、 たまたまチャンネルを合わせた1995年放送の『八代将軍吉宗』が面白く、 そこからは、あまりのつまらなさで途中断念した 2003年放送の『武蔵 MUSASHI』以外は毎作品見ています。 しかし大河ドラマ視聴の初体験は 実は今から35年前の1977年放送『花神』(司馬遼太郎作)が最初。 吉田松陰や高杉晋作、坂本龍馬や西郷隆盛など 幕末の名だたる志士が活躍した頃、 明治維新の礎を築いたとされる長州藩の大村益次郎を取り上げた作品で、 主役の大村益次郎(村田蔵六)に、 今やそれこそ大河ドラマを始め様々なドラマで大活躍である 中村梅雀の実父・中村梅ノ助が好演。 この『花神』、何かの拍子で見出したのですが、 中学生の僕の目には中村梅ノ助の風貌が、 歴史書に残されている大村益次郎の肖像にそっくりで、 「さすがNHKはキャスティングに細かいところまで意を払っているんだなぁ」 と妙に感心し、一気にお気に入り番組にリスティングされました。 1977年と言えば僕は当時は中学生。 否が応でも授業で歴史を学んでいた時期とも重なり、 大河ドラマはすんなりと自分の頭に入ってきたものです。 そして興奮したのは翌1978年の『黄金の日日』。 ドラマ放送当時は既に富田林市民だったものの、 物心がついたときには堺市に住んでいた僕としては、 「地元」が舞台のドラマを大きな関心を持って迎えました。 果たしてこれも架空の人間が主役というシチュエーションの妙も手伝い、 若かりし松本幸四郎(当時は市川染五郎)の演技を たっぷりと楽しんだものです。 ところが……です。 翌1979年放送の『草燃える』がまったく面白くなかったのです。 どうしてかなかなか分からなかったのですが、 前作の『黄金の日日』は舞台が戦国時代、 そして『草燃える』は鎌倉時代。 大河ドラマは戦国時代が一番動きがあるだけに、 次の作品が別の時代だと、一気に動きが萎えたように見え、 それで面白くなくなるのかもしれません。 この『草燃える』は結局途中から視聴を断念し、 次作の『獅子の時代』『おんな太閤記』は細々と持続したものの、 その後、大河ドラマの裏番組視聴に転向してしまいました。 今年の『平清盛』も平安時代から鎌倉時代へ移り変わる端境期。 そして前作は戦国時代。 30数年前の「動きのある大河」から「萎えた感じの大河」と 流れが酷似しています(・・;) そんなわけで2月5日放送分もビデオ録りしたものの まだ視聴しておりません……。
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