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テーマ:東京スカイツリー(549)
カテゴリ:街・建物
ヨメさんが『東京スカイツリー』をライブで見たことがない、
というので、開業前ながら車を転がして 行ってみることにしました。 連休の中日とはいえ、 首都高は東北道へつながる三郷線が大渋滞。 やっとのことで駒形ランプより地上へ降りると、 浅草から隅田川を渡って スカイツリー方面へ向かうとおぼきし人波が間断なく続いています。 「こりゃ周辺の駐車場は大混雑」と予測し、 『東武スカイツリーライン』という愛称の付いた 東武伊勢崎線の東向島駅前までやり過ごし、コインパーキングに駐車。 2駅戻る形で電車でアプローチしました。 着いた駅はその名も『とうきょうスカイツリー』駅。 ほら、屋根の隙間からスカイツリーの下層部が覗いています。 この駅はもともと、百人一首で有名な 在原業平(ありわらのなりひら)ゆかりの 『業平橋』という駅でしたが、 東京スカイツリーの真下に位置するロケーションの良さから 最寄り駅に認定され、3月から駅名を改称しました。 併せて、大幅なリニューアルを実施。 狭かった駅コンコースを広げ、エレベータやエスカレータも整備された 近代的な駅に生まれ変わりました。 とはいえ幕屋根の骨組みは、以前からの古レールを活用した部分が 残っていて、レトロさも醸し出しています。 ちなみに駅前の交差点名は未だ『業平橋駅』交差点のまま。 この駅、はるか昔は東武鉄道の終点であり『浅草』駅を名乗っていました。 ただし本当の浅草は、目の前を流れる隅田川を渡った向こう岸であり、 当時は仮駅の位置づけ。 昭和の初めに隅田川に架橋され、 晴れて向こう岸に現在のターミナルである浅草駅が開業すると、 この駅は近くにある道路橋が由来の業平橋駅に改称され、 単なる通過駅に格下げ。 ところが現ターミナルの浅草駅はかなり手狭で 6両編成の電車しか入線できず、 バブルの頃はあふれる乗客をさばくために、 業平橋駅に隣接する地上貨物駅跡に10両編成対応のホームを設け、 一時的に疑似ターミナルを形成した頃もありました。 この疑似ターミナルが現在のスカイツリーの敷地に転用されています。 その後、バブルがはじけて乗客もある程度落ち着き、 しかも手前の曳舟駅に地下鉄半蔵門線が延伸開業して 東武線と相互乗り入れするようになると、 10両編成列車は半蔵門線に乗り入れて そのまま大手町や渋谷方面の都心部まで直通、 そちらがメインラインとなりました。 で、業平橋駅は再び通過駅となり、 都会にありながら誰にも顧みられないうらぶれた存在に。 それがスカイツリーの開業で再び脚光を浴びることになったわけです。 スカイツリー効果で何と特急停車駅にも昇格。 さて、わが一行は駅を出てスカイツリーに向かうのですが、 狭い歩道が見物客でごった返しており、なかなか前へ進みません。 真ん中で立ち止まって記念撮影する人も相次ぎ、 混雑に拍車をかけています。 ようやく目の前にそびえるビルから回り込むと、 突然、巨大なタワーが眼前にそびえているのが視界に入りました。 てっぺんまで仰ぐと後ろに倒れてしまいそうになるくらいの高さ。 こんなものをよく2年ほどで完成にこぎつけたものです。 周辺は開業前にもかかわらず、 見物客でごった返していました。
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最終更新日
2012年05月06日 13時37分26秒
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