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カテゴリ:街・建物
昨日の日記で、「町」を
関西では「ちょう」と読み、 関東では「まち」と読むことを書きましたが、 その後の考察です。 逆に関西では「まち」と読み、関東では「ちょう」と読むのであれば、 とおりが良いのになぁ、と思いました。 関西は昔の都ですから、「大和言葉」の訓読みが、 関東は武家文化・町人文化なので、ちゃきちゃきっと音読み。 何となくですがそんなイメージがあるもんですから。 確かに東京都内の町の名を拾ってみると、 人形町(にんぎょうちょう)、有楽町(ゆうらくちょう)、 馬喰町(ばくろちょう)、門前仲町(もんぜんなかちょう)……。 全部「ちょう」と読みます。 ひるがえって大阪はというと、大半がやっぱり「ちょう」ですが、 ビジネスの中心街である「本町」は「ほんまち」と読みます。 関東だったら「ほんちょう」と読むのが圧倒的に多いんです。 このように分析していくと、 関西が「まち」、関東が「ちょう」であった方が説明がつくんですが、 しかし現実は逆。 そういえば、関西より西の方の各地も「町」は「ちょう」と読んでます。 ということは、やはり大陸文化の影響が色濃く反映されているんでしょうか。 その昔、日本に文化をもたらした中国大陸や朝鮮半島の当時の国々は、 基本的に日本でいうところの音読み。 大陸に近い西日本では、歴史的な経緯で音読みに統一され、 後から文化が発達した東日本は、日本語としての読み、 つまり訓読みで統一され…。 そんなところなんでしょうか。
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最終更新日
2012年08月16日 20時42分43秒
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