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カテゴリ:映画・TV・音楽・エンターテイメント
タイトルからは、メルヘンなのかSFなのか
内容を推し量れないのですが、 「2013年本屋大賞」にノミネートされたことと (結局は8位にとどまりましたが)、 表紙のあどけない子猫の写真が気になって、 図書館の貸し出し待ち行列に並びました。
あまりの人気ぶりになかなか順番が回ってこず、 1ヶ月以上が経過してようやく借りることができました (なら買えよってか?w)。 この作品を書いたのは、 本業は映画プロデューサーの川村元気氏。 オタクをヒーローにした話題作「電車男」を皮切りに、 近年も「告白」や「悪人」といった話題作を手がけました。 で、満を持しての小説家デビューです。 軽妙なタッチで、ネット小説そのままの文章ですが、 内容は、主人公の「僕」が余命数日と医者に診断され、 そこに自分とそっくりだが 服装がケバケバしい「悪魔」が登場。 「世の中から1つずつモノを消していくと、 寿命を1日延ばしてやる」と提案され、 そこから「僕」の「生きたい」気持ちと 「モノがなくなっていく」という状況が交錯。 4日目には「猫」が消去の対象となり、 飼い猫の「キャベツ」に情が移っている「僕」は、 猫が世界からいなくなるより、自分の寿命が潰える方を選択。 そうこうしているうちに、「僕」の本当に大切なモノが 見えてくる、というお話。 ちょっぴり切ない、でもきっと最後はハッピーエンドになりそうな、 そんな読後感です。 何となく主人公の「僕」と自分がかぶっていそうなところもあって、 考えさせられる内容でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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