こんぱすコーチの全方位日記

昨年末から就活にいそしんでいた長男。
このほどようやくゴールたどり着くことができました。
就活生の中で内定をもらっていない人は
世間にはまだまだ多いと思いますが、
長男のような理系の学生は、けっこうスタートが早く、
解禁直後の4月中に続々と内定が出るものなんだそうです。

ところが、わが長男の場合は生来の「おっとり性」からか、
就活に関しても同期の連中が
相次いで内定を勝ち取っている中で実にマイペース。
親の方がヤキモキしている感がありました。

おそらく10数社は面接にエントリーしていたようですが、
彼の場合、役員面接等、だいたい良いセンまで進むものの、
結局、そこが運の尽き。
数日してから「貴殿のさらなるご活躍を祈念しております」と、
体のいい不合格通知がやってくるのが関の山でした。
中には、役員面接で感触良い反応を見せておきながら、
不合格通知すらよこさないという悩ましいケースもあって、
おっとりマイペースの長男も、
さすがにこのときはブルーになったようです。

そうこうしているうちにようやく先月末、
2社から内定通知をもらいました。

他にもいくつかの会社にエントリーしていたものの、
2社から立て続けに内定が出たことで、
長男としてはこのあたりで就活を打ち止めし、
どちらかを選ぶことにしたようです。

双方ともIT系の企業で、
長男はエンジニアとして採用されるのですが、
片や上場企業で、
もう1社は、歴史はあるものの年間売り上げが10億円程度の
中堅どころの未上場企業。

この2社の中で長男が選んだのは、後者のほうでした。
僕なら何の迷いもなく上場企業の前者を選ぶんですがねー。

長男は、おっとり派なので
争いごととか競争といったことに興味関心がないばかりか、
どちらかというと避ける傾向にあります。
上場会社に入社した、となれば聞こえは良いのですが、
それなりに社員数もいるわけで、
入社したとたんに、競争と言う名のゲームが開始されます。

おそらく長男特有の本能的な嗅覚が、
そういうことを察知し、
前者を選ぶことを躊躇したのでしょうね。

彼が選んだ後者の会社の社長さんは、
長男の通っている大学出身とのことで、
大学の先輩にも当たります。
そういうところも親近感を大いに持ったのでしょう。

長男らしい、会社の選び方でした。

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