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カテゴリ:家族・家庭・交友関係
この日記にはあえて触れてきませんでしたが、
記録の意味もあるので、記しておきたいと思います。 実は、ヨメさんの身体にがんが見つかりました。 しかも判明したときには既に末期で、 手の施しようがない状態でした。 10月27日現在では、 先週21日の週から容態が急変し、 明日をも知れない状況になってしまいました。 まさか…です。 がんが判明したのはまだ残暑厳しい8月の下旬。 大腸がんでしたが、既に肝臓全体に転移していました。 主治医からは、 ・大腸がんが腸を閉塞させているので、すぐに切除が必要 ・肝臓の転移はこの段階での根治は絶望的、 抗がん剤を投与してできるだけ進行を遅らせる という治療を示され、 仮に抗がん剤投与が功を奏したとしても余命は30ヶ月、 抗がん剤投与を行わなければ半年、 と宣告されました。 取り急ぎ、9月はじめに大腸がんを切除する手術をし、 2週間様子を見て、1回目の抗がん剤投与。 ところが、本人にしてみれば、 抗がん剤の副作用が激しく、 「勘弁して欲しい」と。 僕も、彼女が苦しむさまを見るのが辛く、 ヨメ、僕、主治医の三者で相談した結果、 『緩和ケア』を選択することにしました。 というのも、その当時の病室は相部屋で部屋も狭く、 しかも病院食も本人的にはまずくて全然食べられず、 それが抗がん剤投与の モチベーションを下げさせているようでした。 『緩和ケア』病棟は、いわゆる終末医療を行うところで、 本来は、あらゆる治療の手段を尽くした患者が、 あとわずかの余命をできるだけ苦痛することなく、 穏やかに過ごすための看護を施す場所なのですが、 個室だし、手厚い看護が期待できるので、 そういう環境にいったん身を置き、 体勢を立て直して、再度抗がん剤治療に挑むこともありえる、 ということだったので、それに賭けることにしました。 で、緩和ケア病棟に移って2週間。 入院以来、10日ごとに血液検査をしていたのですが、 25日金曜日の検査結果が、10日前の15日時点の結果より、 医師も驚くほど数値が悪い方向へぶれてしまったようで、 昨日見舞った際に、緩和ケア病棟の主治医から 沈痛な表情で告げられたのが、 「11月は迎えられないかもしれない…」 という言葉でした。 ある程度、覚悟はしていましたが、 しかしその日がこんなに直前に近づいているとは…。 僕からの知らせで、大阪から父母と弟が昨夜 急遽こちらにやってきました。 結婚してわが家の姓になって25年。 いろいろな思い出があっただけに、 3人とも一様にショックを受けています。 もっと何とかならないのか、 もっと長く生きられないのか、 思いは募りますが、 今はただ、本人の身体に負担をかけない方向で、 医師にはお願いをしているところです。 今週は、 人生始まって最大の試練に立ち向かうことになりそうです。
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