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テーマ:お悔やみ(9)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
家族に見守られながら、息を引き取りました。
昨日の午後からは言葉の受け答えができなくなり、 それでもこちらの呼びかけに、首を振ったり、 瞳を動かしたりしていましたが、 今日の午後からはその反応もなくなり、 午後2時を過ぎると、 呼吸の間隔が大きく間延びしだしました。 そして、最期は小さく呼吸をし、 そのまま静かに逝きました。 せめてもの救いは、 家族全員が看取ることができたことです。 それにしても、 病気の発覚からわずか2か月弱。 こんなに早く病状が進行するとは、 思ってもみませんでした。 抗がん剤投与をしなかった場合の余命は 半年と聞いていたので(あくまでも最長ですが)、 年は越すけれども、来年の桜が拝めれば良いのかなぁ… 程度の考えでした。 甘かった。 あまりの呆気なさに、まだ実感が湧いてません。 今もあの病院に一人でケータイをいじりながら、 時間を過ごしているヨメさんがいるような錯覚に とらわれています。 しかし現実には、 冷たくなった遺骸が残されているだけです。 今は、これから始まるお通夜や告別式などのセレモニーで 気が張っているだけにピンと来ませんが、 すべてのことが終わり、 関係者のみんなが退場していくと同時に、 寂しさやわびしさが一挙に噴出してくるのでしょう。 「伴侶を亡くす」というのは、世間的にはしばしばあるでしょうが、 自分の身に起こることなんかまったく想定していませんでした。 それが現実になるなんて…。 まるで映画を見ているみたいです。 目の前のヨメさんが、ヨメさんでないみたいです。 まったくの別人のようです。 …でも、現実は当人なんですよね。 この事実を完全に受け入れるには、 相当な時間がかかりそうです。 とはいえ、昨日の日記で多くの方から 暖かい言葉をいただきました。 身も心も癒されました。 本当にありがとうございました。
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