こんぱすコーチの全方位日記

昨日の日記、一昨日の日記に
コメントをしたためていただいた皆さん、
ありがとうございました。
本来なら、お一人ずつにお礼コメントするところですが、
ここでのお礼に代えさせていただきます。


大学時代、今の勤務先の大阪事業所に勤めていた
高校・大学時代の先輩から
「忙しいのでアルバイトに来てくれ」
と連絡があり、会社に行ってみると
女の子のアルバイトが2人、
隣り合った席で楽しそうに仕事をしていました。

そのうちの1人がヨメさんです。

可愛らしくて、ちょっと恥ずかしがり屋で、人見知り。
だから、しばらくは
まともに会話を交わすことはありませんでした。
むしろ、僕はもう1人の女性の方とよく話をしていて、
でも、寡黙ながらもニコニコしているヨメさんの方に
惹かれる自分がいました。

そのうち、ようやく朝の挨拶から始まって、
徐々に打ち解けあうようになりました。

約1か月後、忙しい時期が終わって
僕のバイト期間は終わったんですが、
彼女の顔見たさに、
よく終業時間に合わせて会社に行きました。

もう1人の女性はそのことを察していて、
「まさやん、あの子のことどう思ってんの？
付き合ったらええやん」
とけしかけてきました。

おそらく彼女はヨメさんにも
僕のことをけしかけていたのでしょう。

1～2か月して、理由をつけてデートに誘うと、
「うん、いいよ！」
待ってたかのような返事。
初めて2人っきりで『なんばCITY』の街路を、
緊張しながら歩いたのを思い出します。

喫茶店で時間が過ぎるのも忘れて話し込み、
「あれ？　寡黙な子やと思ってたのに、
実はこんなに活発にしゃべるし、ケラケラと笑う子やったんや」
と、とても見直したことを覚えています。

それからというもの、1週間に1回は2人で会って、
食事やお茶を楽しむようになりました。
そのうち、父親の車を借りて
ドライブにも行くようになりました。

生駒山や六甲山、箕面、須磨浦……。
関西のあちこちの観光スポットを回りましたね…。

でも、僕も彼女も、一度も
「付き合ってください」
と告白したことはなく、気がつけば、
誰が見ても「恋人同士」の間柄になっていました。

告白のタイミングは2人して逸したわけですが、
1年ぐらい経ったころだったかな、彼女がふと
「私ら、周りからどう見えてると思う？」
と僕に問いかけてきたことがありました。

－－うーん、単なる友だち関係、とは決して思われてないやろな。
　　当然、付き合ってる、と思われてるで。

と応えると、クスッと笑いながら「そうやんなぁ」と
うれしそうにしていたのを覚えています。

彼女と結婚して四半世紀。
すっかり忘れていましたが、
今になって、彼女とのお付き合いの黎明期がよみがえってきます。

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