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テーマ:死・について(7)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
未だ実感味がない、ヨメさんの死。
リビングでこれを書いているときも、 ふと、彼女が台所で立ち仕事しているような 錯覚にとらわれます。 でも、彼女の死は現実です。 その死に至るまでは、 僕と息子2人、家族3人そろって、 彼女が危篤になった時から付き添い、 最後に息を引き取るまで、側についていました。 ということは、意識がなくなる瞬間、 呼吸が乱れる瞬間、 心臓が止まる瞬間、 そのプロセスのすべてを 僕たち家族3人は目の当たりにしているわけです。 そのプロセスたるや、 人の命のはかなさと、 とはいえ、最後の最後まで粘り強く呼吸を続ける様を 嫌というほど見せつけられました。 彼女は、人の命の尊さを、 自身の身をもって僕たちに教えてくれたような気がします。 どうかすると、戦争や犯罪などで簡単に命が奪われる時代。 ですから命の高貴さなど、 ふだんは気にもとめないのが世間です。 僕もその中の1人でしたが、 ヨメさんは、自分の死をもって、 その考えに見事な牽制をしてくれた気がします。
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