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テーマ:【おのろけ日記】(190)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
今日から11月。
先週末、主治医の 「…残念ながら、奥様は11月を迎えられないかもしれません」 という言葉がよみがえります。 確かに主治医の言ったとおりになりました。 テレビのニュースでは、 年賀はがきの発売が開始されたことを告げていました。 --そうか、今年は年賀状を買うことはないんだ…。 家の中の景色も変わり、年の瀬のイベントも変わってきます。 ヨメさんが最後の2週間を過ごした個室は、 富士山がよく見えました。 富士山が見える病室 posted by (C)まさやん6312 ただ、天気の悪い日もありましたし、 最後の1週間は容態が日ごとに悪化していったので、 結局、この病室から富士山を眺めることは、 幾日もなかったのだと思います。 病室からの富士山も十分堪能することなく、 逝ってしまった彼女。 そう考えると、本当に惜しい。 どうしてそんなに早くこの世とおさらばしたのか。 もう少し、こっちにピッチを合わせてくれても良いのに。 急ぎすぎます。 そんな彼女が、 かつてママ友たちに語っていた言葉があります。 それは…、 「私の選んだ人に、間違いはなかった」 「本当に良い人を、旦那にできた」 このことを、お通夜の精進落としの場で、 ママ友たちがこぞって涙を流しながら、 僕の母親にそう語っていたんだそうです。 僕は帰宅後、母親からこの話を聞きました。 --えっ!? 外ではそんなこと言ってたの? 自宅では、ちょっとしたことでダメ出しの連続で、 すぐ機嫌が悪くなり、 けっこうこちらが気を遣うヨメでしたが、 外では僕のことをそういう風に触れ回っていたとは…。 生前にその話を知っていたら、 もっと彼女に優しく接していたのにな。 今となっては遅いです。 というか、僕にとっては最悪のヨメさんでした。 だって、こんなに早く逝ってしまうんだもの。 ということで、「最後のおのろけ話」でした。
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