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カテゴリ:家族・家庭・交友関係
一昨日の日曜日と昨日の祝日の話。
一昨日は、ヨメさんのパート先で 仲が良かったという同僚2人がお線香をあげに来てくれました。 あまりにも突然の死に、未だに信じられないと。 ヨメさんは「みんなショックを受けるだろうから」と、 周囲にはなかなか本当のことを話したがらなかったので、 彼女たちが知ったヨメさんの直近の動静は、 『亡くなったという情報』だったのです。 唐突に電話口で僕の口から伝えられた『死』という言葉。 皮肉なことに、さらに大きなショックを 周囲の人々に与えてしまいました。 リビングで、ひとしきりヨメさんの想い出話を聞かせてくれました。 彼女はまったくの下戸なのに、 半年ごとに職場の人たちを集めて飲み会を企画していたそう。 そういや、しばしば晩にでかけていましたが、 全部、本人の企画によるものだったのは、 今回初めて知りました。 飲み会の音頭取りがいなくなり、 同僚の皆さんの間には寂しい空気が流れていたのですが、 誰からともなく うちのヨメさんを偲んで忘年会をやろう、という話になり、 たまたま前日の土曜日に 彼女のお気に入りだった『村さ来』で席を予約して 催したんだそうです。 しかも、一角にヨメさんの席を作って、 彼女の好きだったジンジャエールを注文し、 たびたびその空席に向かって、 うちのヨメさんの名前を呼び、 めいめいが話しかけていたとか。 そんな話を聞いて、涙が出てしまいました。 それほどまでに慕われていたんだなぁ、と。 昨日は昨日で、 年末年始に大阪へ帰省する関係で、 ネコの世話をいつものように ペットシッターさんにお願いすることになり、 打ち合わせにシッターさんが来られました。 彼女には、ヨメさんがみまかったことは 特に話してはいなかったので、 玄関を上がり、リビングまで通すところまでは まったくいつもの様子。 ところが、僕が 「実は、家内がこういうことになりまして…」 と、遺影を指さすと、シッターさんは「えっ!?」と 大きく目を見開いて、両手を口元に持ってきたまま、 しばらく絶句。 そのまま崩れるように遺影の前に座り、 ポロポロと涙を流しながら 「どうして……。前回まで元気だったじゃないですか」 と。 実は前回お世話をお願いしたお盆の帰省時、 最終日に体調を崩し、それが癌が発覚するきっかけだったこと、 埼玉に戻ったその日に精算の訪問を受けた際には、 既にヨメさんは体調を崩していた状態だったことを話すと、 ますます「信じられない」と。 まだお世話をお願いしたのは過去に2回しかなく、 なのでシッターさんがヨメさんと会ったのもその回数だけなのですが、 それでもシッターさんの中では「とても気さくで良い人」という イメージがあり、 「何で、そんな人がこんなことに……」 と、惜しんでもらいました。 四十九日が過ぎて、何とか落ち着いた矢先ではありましたが、 新たな涙を誘う2日間でした。
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