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カテゴリ:街・建物
仕事の合間に、
東京駅八重洲口の『グランルーフ』を歩いてみました。 東京駅八重洲口の『グランルーフ』 posted by (C)まさやん6312 八重洲口が再開発され、従来の駅ビルの南北端にそれぞれ、 『グランTOKYOノースタワー』『グランTOKYOサウスタワー』 という高層ビルが建てられ、 従来の駅ビルに入居していた大丸は『ノースタワー』に移転、 その後、八重洲口のシンボルだった駅ビルは取り壊され、 ノースタワーとサウスタワーを結ぶ形で 4階建ての歩行者用デッキ『グランルーフ』ができたのが 昨年の秋のことでした。 これまで横目で見ていたのですが、 ようやく今日、歩を進めた次第。 とはいえ、単なる歩行者専用通路なんですけどね。 でもこれが天下の東京駅のど真ん中にある光景とは にわかに思えませんよね。 どこかの見本市会場? てな趣きです。 かつての10数階建ての駅ビルを取り壊してまで、 東京駅の真ん前なのに建物ではなくて 歩行者用デッキをわざわざ作ったのには理由があります。 というのも、東京湾から吹き込んでくる海風が、 従来はここにあった駅ビルに遮られてしまっていたんですね。 夏場の都心部はあらゆる施設でエアコンを作動させていて、 室外機から温かい空気が放出されますから、 ただでさえ高い気温にそれらがプラスされて いわゆる『ヒートアイランド現象』が起きるわけですが、 もし東京湾からの海風をうまく皇居のほうまで誘導できれば、 皇居はもともと緑が多い場所ですから、 中央区周辺の熱い空気をあっという間に冷やしてくれる効果がある、 そういう計算があって、駅ビルを壊し、海風を通りやすくしたんです。 で、猛暑の続く今がその効果の測りどきなわけですが、 ほとんどマスコミでは話題にされていません。 計算違いでも起きてしまったんでしょうかね…。
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最終更新日
2014年08月20日 17時41分09秒
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