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テーマ:配偶者の死について(3)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
久しぶりに夢の中にヨメさんが出てきました。
夢の中では彼女はなぜか音楽活動をしていて、 しばらく家を空けている、という設定。 しかも不治の病も抱えているんですよね。 この日もライブがあって、ちょうど終わったころに 僕が控え室に入っていくシーンから始まりました。 傍らにはヨメさんのライブを最初から見ていた長男がいます。 それを見て「自分もライブに立ち会ったほうが良かったかなぁ」 なんて思いながら、着替え中のヨメさんと二言三言交わす。 内容は思い出せないんですが、 最後に自宅から持ってきて欲しいものをリクエストされます。 --ほいきた! ということで、自宅へ取って返すのですが、 控え室を出て建物の出口を出るまでに、 なぜか葬祭の式場を横切るんですよ。 ……なんとシュールなことか。 でも夢の中ではごくごく当たり前の光景として 受け取っている自分がいます。 駐車場でVOXYに乗り込み、車を走らせる。 自宅まではけっこう距離があって、 二山も三山も越えなきゃならない。 で、ハンドルを握りながら、ふと、 --あれ? ヨメさん、生きてるやん。 と思う。 --死んだ、と思ってたけど、あれは夢だったのか。 夢の中で「夢だ」と思っているんですよね。不思議です。 で、僕の父親ががんに冒されていて、 その父親がさまざまな療法で蘇っていることにもなっているので、 --そうだ、彼女にもその療法を施せば、病気がよくなるかも。 自宅に着いたら、さっそく療養所に連絡を取ってみよう。 と考えているんです。 そうこうしているうちに車は峠道に差し掛かり、 右に左にカーブする上り坂を登っていきます。 と、ふと控え室に何やら忘れ物をしたことに気づきます。 それを持って帰らなければ、 彼女のライブ会場に来た意味がないので、 慌てて引き返そうと、 山道の少し広くなったところでUターンを仕掛けます。 峠を下りてくる車列が数台あって、 それをやり過ごして今来た道に流入する場面などは、 とってもリアル。 ……そこで目が覚めました。 一瞬、何が起きたか分からない。 今まさに車を運転していた自分が、 なぜベッドに横たわっているのかが にわかに分からない。 でも横の、主のいないベッドに気づき、 --あ、今のが夢だったんだ! と一気に現実に引き戻される。 結局、夢の中では自宅に帰り着きもせず、 再びヨメさんに会うこともありませんでした。 おそらく、彼女が入院中のときに、 しょっちゅう自宅と病院を往復して、 彼女の着替えやら差し入れやらを届けていた、 そのシーンが昇華された内容だったのでしょうね。 去年の今ごろ、やっぱりヨメさんは本調子ではなくて、 でも盆休み明けでパート先が多忙だったので、 この時期は毎日出勤していました。 で、「右のわき腹が、筋肉痛みたいに痛い」 と言い出したのもこの時期です。 ネットで検索すると 「胆石にかかると、筋肉痛にも似た痛みを生じる」 とあり、 「ひょっとしたら胆石と違うやろか?」 と僕が返していました。 それだけでも深刻なのに、まさかそれ以上の とんでもない病に冒されていたことを知るのは、 それから3日後のことです。
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