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テーマ:身内の死(4)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
昨日の日記では、
温かいメッセージをありがとうございました。 この場を借りて、お礼申しあげます。 昨晩にお通夜、今日の午前中から告別式を執り行い、 つつがなく終了しました。 父親の遺言にしたがって、 親族とごく親しいご近所の方のみで 慎ましく見送りました。 本来なら連れ合いの母親が喪主になるところですが、 母親からのたっての希望で、僕が喪主を務めることに。 ヨメさんのときに続き、 1年ちょっとの間に二度も喪主を務める経験など そうそうないことだと思いました。 僕はどちらかというと母親の方に執着していて、 父親に対してはさほど深い想いを抱かずに これまで育ってきたし、 独り立ちしてからも、 父親と会話を交わすことなど ほとんどありませんでした。 父親と親しかった弟と比べると、 その差は歴然としていました。 なので、亡くなった知らせを帰省中の車の中で知ったときも、 さほど感情の揺さぶりはなく、 息子たちに淡々とその事実を伝えたに過ぎません。 ところが納棺を済ませ、 いよいよお通夜式が始まる段になって、 祭壇の遺影を見上げたときに、 思わず涙がこぼれ落ち、 それからはとめどなく溢れる涙をぬぐうのに 骨が折れました。 今日の告別式でもそれは同様でした。 葬儀社のスタッフから 「喪主様にはご会葬の皆さまにひと言ご挨拶を…」と 言われたときも、 「エェー? めんどくさいなぁ」 という感覚でしたが、 いざ文言を考え出すと、 頭に浮かぶ言葉という言葉すべてに 感極まってしまい、 結局、事務的な言葉を羅列するに留めました。 ヨメさんのときより、 はるかに涙を流すシーンが多かったように思います。 特に生前の父親の感慨に耽ることでもありません。 あのときこうしていれば良かった、なんていう 後悔の念もありません。 なのに、涙はとめどなく溢れてくる。 この意味は何なのか? 自分の潜在意識の中に、 自分自身が分かっていない父親に対する思いが きっとあるんでしょうね。
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