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カテゴリ:フランス語入門
コーヒーを一杯お願いします。
Un café, s'il vous plaît. アンキャフェ シルヴプレ さて、前回のついでに今回はフランス語超入門者にたった一個の動詞を覚えましょう。 では、「飲む」から。 ● 「飲む」はフランス語で boire と書きます。 これは辞書で探すときの基本形です。 さて、「飲む」boire 発音的には ボアーr ボワーr というより ブォアーr です。 なんとなく曖昧に聞こえる音です。 最後のRの音は聞こえるか聞こえないかの風の音です。 そうRは喉の奥から出る風の音です。 フランス語の動詞は 「わたし」 je 「あなた」 tu (家族やカップル間、友人間等」 もしくは vous 「あなたたち」vous 「彼」 il 「彼女」 elle 「私たち」 nous 「彼ら」 ils 「彼女ら」 elles などと頭にもってくる主語によって、その形を変えます。 これを動詞の活用変化といいます。 ● ここでいくつか主語を習いましょう。 je わたしは、わたしが ジュッとジェの間 街中では シュのように発音する若者もいます。 vous あなたは、あなたが、あなたたちは、あなたたちが ヴ (末尾のSは音になりません。音になったら困るよね) tu きみは、きみが トュ と テュ の間 il 彼は、彼が イッL elle 彼女は、彼女が エッL nous 私たちは ヌ (末尾のSは音になりません) ils 彼らは イッL elles 彼女たちは エッL ● 「飲みたい」と伝えるには vouloir ヴロワーr「欲しい」という動詞にコーヒーをつけるだけで通じます。 vouloir は 「私は je」のあとでは voudrais に変化します。末尾の S は発音しません。 発音はあえていうなら、ヴドゥレ ですが、 レ は R の音なので 最初はちょっと難しいかもしれません。 で、「レ」の部分をささやくと言いますか、 空気を吐き出すようにちょっと意識して発音してみてください。 英語圏の人はフランス語のRの音を英語のRで発音したりしていますが、 文脈でフランス人も読み取って理解しているようです。 そんなに神経質になることもないようです。 この voudrais で面白いのは 子音の D と R がくっついて発音されるので、 あいうえお という母音が入る余裕がないのですね。 日本語を話して育つと子音だけで発音する発想がないので最初はとまどいます。 合唱をやっている人は子音と母音について結構詳しいので あまり疑問は持たないと聞いたことがありますが。 ちなみにお茶は テッ です。手? thé 緑茶 なら thé vert テヴェーrです。 Je voudrais un café. ジュ VドゥRe アN キャフェ 私は一杯のコーヒーが欲しいです。 Je voudrais du café. ジュ VゥRe ドュ キャフェ 私はコーヒーが欲しいです。 この voudrais に boire をくっつけて「飲みたい」 Je voudrais boire un thé. ジュ VドゥRe ブォア アンテ 私は一杯の紅茶が飲みたいです。 Je voudrais boire du thé. ジュ VドゥRe ブォア ドュテ 私は紅茶が飲みたいです。 また、「お願いします」の意味の シィルヴプレ s'il vous plaît をつけます。 つけなくても通じますが、これをつけて言ってもらったたほうが カフェのボーイさんも気分がいものです。 YOUTUBE無料視聴 今日のフランス語は お願いします (S'il vous plaît) 人に何かを頼む時の思いやりの一言 s'il vous plaît です。 Je voudrais un café, s'il vous plaît. 下記のように、もっと短く伝えても大丈夫です。 Un café, s'il vous plaît. アンキャフェ シルヴプレ また、小さなデミタスのコーヒーにミルクも入れて欲しい時は ユンヌ ノワゼット、シルヴプレ です。 Une noisette, s'il vous plaît. ● ここで あんきゃふぇ un café か デュきゃふぇ du café かなんですが。 一杯、ということを明確に伝えたいなら あんきゃふぇ un café a cup of coffee とりあえず、コーヒーと言う熱い水分の塊である量としてであれば、 つまり、一杯とか決めずに、どのくらいの量を飲むかわからないから、 デュきゃふぇ du café some coffee ● 先生 さあ、フランス語で「飲む」は何でしたっけ? boire と書きますね。 生徒 ぼいれ ぼわれ 先生 え?ナヌ?こわ?違います。 生徒 ぶぅわああああぅ。 先生 ま、そんなところです。今回はこれに答えられたら、ほかは忘れて良し。 生徒 そうそう、最初から欲張ってはいけません。消化不良を起こします。 先生 いや、必死で覚えようとしないとやっぱりだめなのさ。はっ、はっ、はっ! で、「飲みたい」は? 生徒 酒デスカ。冗談ですよ。じゅっヴどぅれぼぅわあああんきゃふぇ。 先生 何とか通じるでしょう。Je voudrais boire un café. 確かに酒を飲む時も ボワーrという動詞を使います。 スープに関しては「食べる」 モンジェ manger を使います。 ● だれにでもある程度まではできるフランス語の発音 「どこ」"où" [u] は、 口を小さくすぼめ、舌を後ろに引いて、 喉の奥から空気を吐き出すように発音してみてください。 口を小さくすぼめるとき、 「お」の音を出す時の口の開け方をしながら、すぼめてください。 「う」ではだめなんです。 疲れたらため息をつきながらやるとさらに効果的。 "r" [ʁ]のフランス語の音はまず下唇の歯茎の裏に舌をくっつけてください。 そして、「エー」と単調に言いながら舌を後ろに引いてください。 何気に喉の奥から風のような音がでます。 この風の音がフランス語のR音です。 一週間毎日続ければ大体難しいとされる"r" [ʁ]の音がでます。 そして徐々に soirée ソワレ夕方 や riz リッ 米 や rire リーR 笑う など挑戦してみてください。 肉体の悪魔 [ ジェラール・フィリップ ] YOUTUBE無料視聴 今日のフランス語は お願いします (S'il vous plaît) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 4, 2020 12:35:32 AM
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