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カテゴリ:フランス語入門
海外にいきなり行く時にひとつかふたつのセリフを覚えていくと
いざという時に助かることもあります。 ● 町の中や列車の中で人とうっかりぶつかってしまった場合や先に進みたい場合などに使える言葉が Pardon パrドnです。「すみません、失礼します」の意味です。 Excusez-moi エクスキュゼモワ も使います。イクスキュゼモア とも聞こえます。 両方、一緒にパッパと素早く言うこともあります。 ● 並ぶ長蛇の列をかいくぐって前に進みたい時はさらに「通してください」と添えると効果的です。 ちなみにパン屋でこのセリフを試したりしないでください。ヒンシュク買います。あはは。 Laissez-moi passer, s'il vous plaît. レセモワパセ スィVプレ おおまかに英語に訳すと Let me pass through, please. laissez の基本形は laisser です。「そのままにしておく」と言う意味の使役動詞です。 Laissez-moi passer だけだと「通せ」と命令口調になるので、s'il-vous-plaît スィVプレをつけることで「通してください」と言う意味になります。 そして通してくれたら、Merci! メッゥシィ に近いメルシィ「ありがとう」 と一言。 メウシでは絶対通じません。 ちなみにこの絵本はかなり素晴らしい。 小さいお子さんが見たら一生記憶に残ります。 ● 「トイレはどこですか」これは大事なセリフですね。たいがい街中なら賑わいのあるカフェのおトイレを使えば大丈夫です。 Excusez-moi, Monsieur, (Madame), où sont les toilettes ? すみませんが、お手洗いはどこですか。 イクスキュゼモア、ムッシュウ (マダM お店の人が女性なら) ウ ソn レ トワレッT ? 質問をしている相手に話しかける Monsieur, Madame, Mademoiselle は大事です。 ここでお店の人が若い女性なら mademoiselle マドゥモワゼルと呼びかけてもいいのです。 ちなみに急いでいる時や、そっと知りたい時は、 カウンターの店主や店員さんの目をみて、La toilette, s'il vous plaît. と言えば、おしえてもらえます。 カフェによっては、鍵がかかっていることがあるようですが、 普通はそのまま無料で入れます。30年前くらいは小銭が要りましたが、 今はないでしょう。 お詫びです。 トイレは女性名詞ですが、なぜか、男性名詞で記載していました。お詫びいたします。 ベルギーでは単数形で ウ エ ラ トワレット ? Où est la toilette ? フランスでは複数形で ウ ソn レ トワレッT ? Où sont les toilettes ? ということが多いようです。 ● 「どこ」はフランス語で Où です。 発音は意外に難しい。ため息をつくような「ウ」息が抜けてゆくような音です。発音記号は[u]です。この[u]は日本人にはやや困難。舌を後ろに引くようにして口を小さくすぼめてメッチャため息をつきながら「う」といった音に近い。 日本語の「う」とは違うんですね。私にはもう何十年やってもできません。たまに「そうそう、その音よ」と言われる場合もありますが自覚できません。たぶん自覚はしてないけれどイントネーションの関係でまぐれで発音しているのだと思います。とりあえず、文脈で理解してもらってます。上記のような簡単なセリフでフランス人から「何て言いましたか」なんて聞かれたこともありませんし。 ● さて、パリ市内の中心街の素敵なカフェに入って注文した une noisette がなかなか出てこない。もしかしてカジュアルな格好してませんか。特にパリ市内のカフェは見た目で差別してくれます。女性ならイアリングして男性ならせめて背広でもはおって出直してその差をチェックするのも面白い。ただ、パリ市内のカフェのボーイさんたちは意外に気さくです。でも、だらけた格好の客はあまり呼びたくないのでしょう。南仏の中心街のカフェは素敵なカフェでもこういうことはないのですが。もう一歩であなた何者みたいな格好で履きつぶした靴で行っても南仏のカフェは普通に注文を聞いてくれて普通にコーヒーを持ってきてくれます。 ● それでは人とすれ違った時にうっかり肩と肩が触れてしまった、さあ、何て言えば良いでしょう。 Pardon! そうですね。よくできました。千里の道も一歩からです。Pas à pas on va bien loin. ● だれにでもある程度まではできるフランス語の発音 「どこ」"où" [u] は口を小さくすぼめ舌を後ろに引いて喉の奥から空気を吐き出すように発音してみてください。疲れたらため息をつきながらやるとさらに効果的。 "r" [ʁ]のフランス語の音はまず下唇の歯茎の裏に舌をくっつけてください。そして、「エー」と単調に言いながら舌を後ろに引いてください。何気に喉の奥から風のような音がでます。この風の音がフランス語のR音です。一週間毎日続ければ大体難しいとされる"r" [ʁ]の音がでます。そして徐々に soirée ソワレ夕方 や riz リッ 米 や rire リーR 笑う など挑戦してみてください。 フランス語の綴りの読みかた 正しい発音の出発点 / 稲田晴年 【単行本】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 2, 2017 07:03:52 AM
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