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カテゴリ:フランス語入門
● Oui, j'aime la langue française!!!
フランス語をはじめて勉強するには、一応、独学で、という設定では 参考書、問題集、仏和辞典、この3点は必要です。 そして、できるだけお金をかけない。それは個人個人の自由には違いないのですが、 教材でも中古で一桁ゼロが違う割に、ほぼ新品状態のものが結構あります。 基礎はしっかり学ぶ。自分の脳みそに刻むことが一番大事です。 女性名詞や男性名詞などは遊び感覚と好奇心で乗り越えます。 フランス語の動詞の活用を覚えることも初期の段階で必須ですが、 たぶんこの段階でフランス語を始めたことを激しく後悔することもあるかも知れません。 あああ、おらはもうだめだあああ。 一つの壁だと思いますが、それなりの規則もあるので、ショックは最初だけでしょう。 覚えてしまえば、こっちのもの。 練習問題にとりわけ時間をかけるほうが、参考書を数回繰り返して黙読するより効果的です。 今はネットの時代ですが、基本的に参考書、問題集、仏和辞典を通して 自分の力をつけていくことに変わりはなく、CDで十分です。 CDは聞き流すためというより、音読練習をまず大事にしましょう。 確かにネットがあれば、ネット料金を支払うだけで、フランス人の先生の講座も聴けます。 ただし、まさかの停電時はネットどころではなくなりますが。 ネットにつなげると、当然ながら毎月の料金も発生します。 最初の1年だけ1500円くらいでも、2年目からなんだかんだと月5000円前後になるようです。 ただ工事費(2020年で2万円から4万円かかるらしい)が不要のポケットWi-Fiもあるようです。 各社の料金比較は必須ですよ。 耳から入るフランス語 音読練習も必須です。 私はいくつか動画の中でフランス語の例文をゆっくり音読しています。 時々、繰り返して言ってみてね、と皆さんを誘っていますが、 あくまでも、大体こんな音になりますよ、 最後のこのアルファベットは読みませんよ、といったように、 一つの目安として聴いてほしいのです。 できるだけ、この後、 CDを聴き、音読をする、真似てみる。 あるいは当ブログのおすすめのフランス語無料サイトのフランス人の音読を真似て練習してみてほしいです。 ユーチューブでお気に入りにしているFrançais authentique など フランス語の先生のサイトもおすすめです。 ネットにつながる環境ならば、ユーチューブで、 Dessin animé en français -Tintin タンタンというフランスで愛されてきた漫画のアニメを気晴らしにみるのもおすすめです。 最初は、初級終了後くらいのレベルでないと理解できないセリフもあるか、と思いますが、 基本的に子供向けなので、そんなに複雑怪奇なレベルは出てこないはずです。 Le Loup Blanc, animation japonaise 1990 de Tsuneo Maeda フランス語で日本のアニメ「白い狼」もユーチューブで視聴できます。 1990年の日本のアニメなんですね。 実は、幼少期から日本語版のアニメ「コナン」などを見て、 日本語がぺらぺらになってしまったインドネシアの女子大生に出会ったことがあります。 日本語学科でもなく、学校で日本語は習ったことがなかった、と驚きました。 彼女は、こちらが言っていることが全部理解でき、しかもある状況では 「微妙ですね」というセリフまで普通に出てきちゃう人でした。 しかし、書くと間違いはありましたが。 いや、それでもアニメ恐るべし。 また、フランスの高校生が文系の大学入学資格を得るための文学講座、 Mediaclasse.fr もいいです。けれど、初級者なら何を話しているかは わからないかもしれません。しかし、聴いているだけなら、美しいのです。 一週間で取得できるRの音は必須ですが、音読の際は、 特にイントネーション(抑揚)をまねてみてください。 できないと思っていた発音ができていることが多々あります。 フランスで出会ったある日本人の方たちは文法レベルが高く 日本人の私には理解できる内容のセリフをお話になられていました。 しかし、フランス人が理解できなかった、と困っていたのです。 なんて惜しいことだろう。 中の一人は、優しい笑顔で善意の塊のような方で フランス語の言い回しもレベルが高く、今でも悔しく思うほどです。 近くにフランス人の先生がいるなら、ぜひあたってみてほしい。 毎月支払うことが不可能なら、年に数回だけでもいい。 やはり、実際に耳で聴くのと、インターネットで聴くのでは違います。 フランス語のほんとうに小鳥がささやくように話される時の音がとても美しいのです。 いや、炉端で野菜を売って客にどなるように話しかけるフランス語も フランス語ですから、これはまた別物です。 さて、音読練習をすると、脳に刻み込まれる確率は断然高いです。 なので、暗記ものも口頭で覚えたほうが早いです。 音読7に対して、書いて覚える3の割合です。 英語の話になりますが、 中学生の時、英語の教科書を帰宅後、遊び半分でずっと音読していました。 3年間、80点以下を下ったことはありませんでした。(家庭科3が自慢しとる) 学校の先生が生徒全員のノートを自宅でチェックしてくださったので、 書いたのはその時一回きり。 書いて覚えるより、音読して覚える。 あと、やはり、ペンパルがいたことも大きかった。 大好きな映画のセリフや歌を死ぬほど真似してみたり。 important って t を飲み込んでいる音なんだ、と気づいたものです。 しかし、中学生の時に現在完了形や冠詞を理解することはありませんでした。 理解はしていないのに、テストでは困らない。 理解ができたのは、高校に入ってからしばらくしてからだったか。 ビートルズの歌の解説をした本のお陰でした。 冠詞は、今でも不思議な産物です。 どういうレベルと思われるでしょうが、作文をすれば、今でも間違えます。 頭でわかっていても、いざ書いてみると、どうなんだ、と。 ここからは、中級レベル以上の方へのお話になってしまいますが、フランス語で文章を書く場合は、何度も読み返して冠詞や過去分詞の性数一致について悩んでみたほうがいい、とは思います。他人の書いたフランス語文章の間違いは気づくのに、意外と自分の書いたものの間違いは素通りしがちです。 ただ、これはフランス語の複雑関係代名詞の例だったと思いますが、フランス人の大学生でも間違えていることがありました。その間違いに別のフランス人の翻訳者も気づかず、文法にうるさい別のフランス人がようやく間違いに気づいた、ということもありましたが、時すでに遅し。 その文書は間違いが訂正されることなく公的な文書として日本国内のどこかに渡ってしまいました。ある意味、フランス人のしかも翻訳者でも間違えるくらいだから、かなり微妙なものだったとも言えます。 なので、音読プラス熟考も必須です。 ただ独り言でぶつぶつ言える環境は得ておきたいところです。 カフェテラスでは無理なこともあります。 いや、電話をしているふりをして、音読の手もあるか。 何語?って聞かれたら、にしもろ弁と答えたりして。 人の迷惑にならないようにするにはどこで?なんですね。 確かにネットがあると、助かる。 最近の傾向として、本の参考書ではなく、ネットがつながると無料サイトのフランス語の文法の説明を日本語でもフランス語でも無料視聴できます。 ネットで仏和辞典はまだそんなになさそうですが、いろんな人がブログに単語の意味を載せています。フランス語で検索すれば、ラルース辞典や cntrl のサイトで単語の意味や由来まで検索できます。初級レベルではまだ難しいかな。 また、無料で読めるフランス語の小説もあります。 これも一冊の参考書なら一回支払ったら、それで事足りるんですね。 CDがだめになるほど聞き返し、真似るのも手です。 ● J'ai besoin d'un bon dictionnaire franco-japonais. 仏和辞典は人それぞれ好みもあるでしょうが、最初は初級者用の安いものか中古を購入し、中に堂々書き込み、ぼろぼろになった頃には辞書に出てくる単語はすべて頭に入っている状態にするのも一つの手です。 そして二冊目にご褒美として新しい辞書を購入します。これは惜しみません。 二冊目からはできるだけ例文を多く載せた辞書が良いのです。 あるいは無料のオンライン辞書もありますが仏語で仏語を説明しているものですね。 参考書や仏和辞典などは図書館でも借りることが出きるならそうした方が良いでしょう。 町や大学の図書館にいろんな参考書が置いてあれば一番いいのですが。 フランス語学科をおいているような大学ならば参考書は必ず見つかると思います。 あとは大学生でない場合、一般市民が入ってもいいのかどうかですね。 フランスの大学は大丈夫なところとそうでないところもありますが。 ● Apprendre la langue étrangère, c'est une façon de découvrir un autre monde. ● Un cahier d'exercice, s'il vous plaît. さて、問題集は必須です。それか、解答つきのものを中古で購入、もらっちゃう。 買ったけど結局フランス語の勉強やめた、と言う人が 真新しいものを捨ててしまうこともあります。 あるいは使ってみて良かったので誰かに安く譲りたいと思っていることもあるかも知れません。 究極は一つ基本がわかったら、自分で問題を作ってみる手もあります。 これが一番効き目ありそうですが。 一回目、問題集は参考書と照らし合わせて解いていきます。 答えは問題集の中には書き込まず、別の用紙に書きます。解答用紙を見て自分で採点。 二回目は参考書なしで解いていきます。自分で採点。 間違った問題は参考書を何度もじっくり読み返します。 そして三回目、再挑戦。自己採点。3回以上間違った問題は赤丸で囲っていきます。 そして全問、正解にいたるまで繰り返し、問題を解いていきます。 「答え覚えちゃったから意味ない」それでもいいんです。ともかく全問正解を目指す。 初級なら初級の問題集を一冊しっかり最後まで解きます。 問題集に出てくる単語はすべて調べ上げ、問題集そのものに書き込んでも良いのです。 問題集の目的は文法を理解することですから、毎回単語で時間をとられないように すると楽です。あとはいろんな問題集に手を出しません。 問題集は一冊購入したら、その一冊を徹底的にこなす。浮気しません。 当然、時間はかかりますが、これで必ず初級は卒業し、中級に進むことができます。 ● Je cherche un bon livre de grammaire française. 参考書、あるいは文法書なら、いろいろあたってみるのはいいことです。 ある参考書ではわからなかった説明が別の参考書ではものすごくわかることもあります。 また、英語を得意とする人は英語からフランス語を同時に学ぶような文法書なども別に 読むと理解が早くなると思います。 ● La conjugaison des verbes français, un vrai casse-tête ? この問題集を解くこととフランス語の動詞の活用は別です。 大学生なら動詞の活用の基本的なものは一ヶ月未満で覚えます。 できれば、二週間以内が理想です。 覚え方は、まず、最初はできるだけ発音を最初に重視し、音読して大体覚えたあと、 書いて覚えます。音読、書く、音読、書く、これが効率的なやり方です。 あとは似たようなグループの動詞をまとめて覚えると効率的に覚えることができます。 この他に朝晩の三分間で目で覚えます。 一枚の紙に動詞の活用表を作っておくのです。 これで動詞の活用はばっちり頭に入ります。 もちろん、ラジオやテレビのフランス語講座はかかさないのが理想です。 主婦や仕事をしている人は空いた時間をどうにかして作るのですが、 この日のこの時間と決めると自然に机に向かうこともありますので 各自の与えられた時間内で工夫して続けるようにします。 あとは語学を学ぶのに年は関係ないみたいです。 うさぎか亀かの差は若干あるかも知れませんが。 でも、最後は亀が勝つのね。 ● Bon voyage! 旅行にちょっと必要だから、という方にはそこまでする必要は基本的にないでしょう。 フランス語の超簡単な旅行会話書や旅行時に必要な単語本で旅行に持っていける軽い本が 一冊あれば助かると思います。 ● C'est combien le dictionnaire, par exemple ? 次に掲げるのは、フランス語を初めから学びたい人向けに考えた基本の仮セットです。 2016年6月時点で大体、新品購入で6500円の出費になります。 中古を購入できれば、もっと安くなるでしょう。 できれば、文法をもっと強化する問題集を加えたいところです。 せっかくだから、フランス語検定を目指し、自分の力を試すことも考えてもいいと思います。 辞書、動詞活用表、文法説明及び問題集
上記の参考書兼問題集はユーモラスなコメントなどがあり、 肩こりしなくて楽しそうだな、という点からおすすめです。 「フラ語」という言い方が苦手な人は避けるべし。 私も基本的には苦手ですが、複雑なフランス語を学ぶには、 ユーモアもないとやっていけません、ということもあります。 ● Parlez-vous en français ? 肉体の悪魔 [ ジェラール・フィリップ ] これはフランス語で書かれた少年少女向けのお話です。 フランス語中級卒業レベルであれば苦なく読める内容です。 中世のロレーヌ地方のある伯爵は人に対して残酷で暴力的。 また妻に対してさえモラハラ夫で悪名高い。 その伯爵がある日遭遇した一人さまよう老修道士の願いを 無視したため、きつねになってしまい、 そこから見えてくる様々な人々のあり方や 妻のほんとうの思いを知ることになります。 物語は子供向けなのですが、カップルや夫婦にも 読んでほしいような内容です。 どことなくせつない思いにしてくれる物語です。 作者はモゼル地方の大学での歴史の教授で 現在は定年退職されたAlain Surget氏です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 5, 2021 06:01:29 PM
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