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カテゴリ:フランス語入門
Bonjour, Madame, Mademoiselle, Monsieur!
それでは復習から始めましょう。 次の文の意味は何でしょう。 解答はページの一番下にあります。 1 C’est à qui ? 2 Je voudrais prendre une douche. 3 Vous allez à droit. 4 Savez-vous où je peux trouver la Poste ? 5 Où allez-vous ? 6 C’est à vous, le sac ? ● 今回はフランス語で e muet あるいは e atone と呼ばれている音声の話をします。 muet は「無声の」 atone は「力の乏しい」という意味です。 ある単語の中の e がこのようにほとんど音として聞こえてこない場合があり、 このような e を e muet あるいは e atone と呼んでいます。 例としては次のような単語が挙げられます。 me 私に forme 形態 secret 秘密 repos 休憩 porte 扉 premier 一番 一回目 接続詞、疑問代名詞の que の e もほとんど音としては聞こえません。 さて、それでは次のフランス語に特有な文字のいくつかを見ていきましょう。 ● é アクサンテギュ l’accent aigu と è アクサングラーヴ l’accent grave é アクサンテギュ l’accent aigu 発音は口をやや閉じた「え」[e]になります。 également 同様に blé 麦 enchanté はじめまして désolé 申し訳ない fidélité 誠実さ 忠実さ écrire 書く prévenir 前もって知らせる è アクサングラーヴ l’accent grave 発音は口をやや開いた「え」[ɛ]になります。 très 非常に とても près 近くに frère 兄弟 fidèle 忠実な 誠実な après の後 problème 問題 règle 規則 ● アクサン ・シーコンフレックス l’accent circonflexe この記号はギリシャ語とラテン語から来ているそうです。 この帽子みたいな記号がつくと、その部分は音を少し長く伸ばします。 フランス人もこの記号を短く言いたいようで たまにシャポ chapeau 帽子とか chevron 垂木と呼ばれることもあります。 ê は口を開いた感じの[ɛ]の発音になります。 être ~である、いる même 同じ extrême 極端 la bête 獣 le vêtement 服 le rêveur 夢想家 アクサン ・シーコンフレックス l’accent circonflexe はもともとあった s を取り除き その代わりにつけたものである場合もあります。 la fête 祭り ← feste la tête 頭 ← teste la forêt 森 ← forest â は音がほんの少しのびた感じになります。(ô も同様に) l'âme 魂 le mâle 雄 男性 tâche 課題 仕事 le château 城 bâtir 建てる ← bastir これも s の名残りですね。 î も音がほんの少しのびた感じになります。connaître 知る le maître 主人 ← maistre ô は音がほんの少しのびた感じになります。 le pôle 極 le rôle 役割 drôle 可笑しい le vôtre あなた、あなた方のもの tôt 早い le trône 王座 これはこの単語が貴重なものであると誇張するために まさに冠のごとくつけられたそうです。 l’hôtel 「ホテル」 ← hostel これも s の名残りを示すためです。 û jeûne 断食 bien sûr もちろん ● さて、今度は à と ù を最後に見ましょう。 L'accent grave sur "a" et "u" comme "à" et "ù" à ù の上にあるアクサン・グラーヴは音声学見地や語源学見地とは 関連性のないものです。 他の類似する単語と区別するために便利だというだけのことのようです。 la, là たとえば、女性名詞の前につけられる定冠詞や代名詞としての la と 場所や時を現す副詞の là との区別。 à la prochaine この次 Ma mère me donne une pomme tous les matins , et je la mange. 母は毎朝一個のりんごをくれる。私はそれを食べる。 là-bas あそこ jusque-là そこまで ou, où 疑問副詞 adverbe interrogatif 「どこ」や 関係代名詞 pronom relatif としても 使う où と「あるいは」と言う意味の接続詞 ou との区別です。 ● ç セディユ la cedille これは c の下にニョロとついている記号のことです。 une glaçon ユヌ グラソン niçois ニソワ などにセディュがついていないと、 c が kの音になってしまい、ユヌ グラコン、 ニコワになります。 フランス人も時々このセディユをつけないと c は k の発音になると習いながら、 merci 「ありがとう」や cependant 「しかしながら」 のように最初から セディユ なしで s の音声になる例外もあるため わざとmerci をメルキーと発音したりしてお笑いギャグにしていました。 フランス人も苦労しているんです。 先生 どうですか。一応、知っておいたらいいかな、と思います。 ちなみにアクサングラーヴ l’accent grave は1740年に初めて導入されたそうです。 この時、混乱を招き、関係なさそうな別の単語も 一緒にグラーヴ家の仲間に紛れ込んでしまったそうです。 frère 「兄弟」にはもともと何もついていなかったそうです。 fidèle 「忠実な 誠実な」も fidelleだったとか。 いくつかの単語はその後1990年にまた訂正されたそうです。 姉 アクサングラーヴって左上から右下よね。 先生 そうです。左上から。 生徒 昔のS だったものを消してコーンフレークをかけてお祭り騒ぎ。 先生 なるほど。そういう語呂で覚える方法も悪くないかも。 生徒 え? 先生 え? 次の文の意味は何でしょう。 解答です。 1 C’est à qui ? 誰のものですか。 2 Je voudrais prendre une douche. シャワーを浴びたいです。 3 Vous allez à droit. 右へ行ってください。 4 Savez-vous où je peux trouver la Poste ? 郵便局、ご存知ですか。 5 Où allez-vous ? どちらへ? 6 C’est à vous, le sac ? あなたのですか、カバン。 訂正がありました。2月23日から3月2日までのエラーです。 まっすぐ行ってください。 → Vous allez tout droit. フランス語 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 2, 2017 06:29:52 AM
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