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カテゴリ:フランス語入門
動画では、フランス語の部分冠詞について、ブログの内容とほぼ同じですが、少しだけ突っ込んだ内容にしています。無料視聴できます。宜しかったら、ご覧ください。 ◎ 部分冠詞 (article partitif) 女性名詞の前に de la がきます。または母音で始まるものには、 de l’ + 母音で始まる女性名詞 de l’eau 水 de la confiture ジャム de la salade サラダ de la viande 肉 de la tranquillité (心穏やかな)静けさ de la lumière 光 男性名詞の前に du (← de + le) あるいは de l’+母音で始まる男性名詞 du café コーヒー du lait ミルク du pain パン du riz 米 du silence 静けさ(音の無い) du travail 仕事 du bruit 音 du courage 勇気 de l’argent お金 de l’espace 空間、広さ 部分冠詞の複数形 des (← de + les) 複数形 des pâtes スパゲッティ des abricots 複数の杏 部分冠詞は不定冠詞の一部の冠詞です。 液体など不特定の量、性質など抽象的なものの名詞の前につけます。 一般的には無機質なものを示す名詞の前につけます。 動物の前に部分冠詞が付く時は食用になります。 de l’eau 水 du café コーヒー du lait ミルク du pain パン du riz 米 de la confiture ジャム de la salade サラダ de la viande 肉 du poulet 鶏肉 de la tranquillité (心穏やかな)静けさ、 du silence 静けさ(音の無い) de l’espace 空間、広さ du travail 仕事 de la lumière 光 du bruit 音 du courage 勇気 de l’argent お金 du sable 砂 複数形 des pâtes スパゲッティ des abricots 複数の杏 部分冠詞 (article partitif) の例文 Savez-vous où je peux trouver du tofu? 豆腐をどこで買えるかご存知ですか。 (「買う」 acheter という動詞と、「見つける」 trouver と、いう動詞はあります。この例文は、「どこで見つけることができますか」、がそのまま、「どこで買えますか」、というニュアンスで使われますが、テストでは「どこで見つけることができますか」としたほうが無難です) Vous avez eu du courage face à cette épreuve. この試練を前にして勇気がおありでした。(勇気がある → avoir du courage) Il faut de la farine pour la crêpe, et des œufs, du lait. クレープには小麦粉がいるでしょ、それに卵、牛乳。 Je prendrai du riz, du poulet, de la salade et après du café. 私はご飯と鶏肉とサラダ、後でコーヒーにします。 As-tu du miel ? 蜂蜜、ある? Je veux de la salade. サラダが欲しい。 Je vais acheter de l’essence à la station-service. 石油スタンドにガソリンを買いに行く。 Y a-t-il du bruit dans l’espace ? 宇宙に音はあるのか。 Y a-t-il eu de la vie sur Mars ? 火星に生命はあったのか。 Y a-t-il de l’oxygène dans l’espace ? 宇宙に酸素はあるのか。 部分冠詞 (article partitif)を使った否定文 J'ai de l'argent pour payer de l’essence. → Je n'ai pas d'argent. ガソリンを買うお金がある。→ お金がない。 Je prendrai du riz. → Je ne prendrai pas de riz. 私はご飯をお願いします。(注文) → 私はご飯はいりません。 Je n'ai pas de sucre chez moi. 自宅にはお砂糖がありません。 Je ne veux pas de viande. お肉は欲しくないです。 Il est sorti sans faire de bruit. 彼は音を立てずに出た。 部分冠詞の否定文では冠詞が消えます。 しかし、例外もあります。 Je ne bois pas du lait de chèvre. 私は山羊のミルクは飲みません。 (他のミルクは飲むが、と暗示しており、部分的に否定している場合) また、動詞が être の場合、 「これらは杏ではありません」Ce ne sont pas des abricots. そして、前置詞 à に続く場合 「さくらんぼじゃなくて、苺のことを考えているの」 Je ne pense pas à des cerises, mais à des fraises. さらに、思いが肯定的である時 「スカートは好きだけど、赤いのは絶対履かない」 J'aime les jupes, mais je ne mets jamais des jupes rouges. 上記の例では部分否定とも関連しているような気がします。 上記の例文で出て来る des jupes rouges の 部分冠詞 des は 前置詞の de じゃないのか、とする向きもあるようです。 動詞が他動詞なのか自動詞なのかということとも関わってくるようです。 ここでは入門編なので、そこまで掘り下げて行くのはまだ少し早い気もします。 徐々に文法を見て行きましょう。 生徒 部分冠詞の否定文では冠詞が完璧に消えるんですか。 先生 消えます。部分冠詞はあくまでも部分なので、 それが否定されるともう影も形もなくなります。 上記の部分否定と見られる時は部分冠詞をそのまま使うとするような例外もありますが。 生徒 鶏肉を食べたい、とするじゃないですか。 鶏肉は男性名詞だから僕は le poulet って覚えたんですけど。 鶏肉を食べたい、は Je veux manger le poulet. じゃだめなんですか。 先生 君が一人で鶏肉を一羽丸ごと骨まで食べたい、と言うなら正しいフランス語です。 姉 そんなことできるわけないじゃないのよ。 先生 通常は鶏肉の一部を食べることになるので、通常、ここで部分冠詞を使うのです。 それで du poulet となります。 de le poulet の de + le はこの二つが続く場合は規則で du になるものでしたね。 部分冠詞には「ある量の」というニュアンスがあります。 Je bois de l'eau. (ある量の)水を飲む。 Je bois un litre d'eau par jour. 一日に一リットルの水を飲む。 姉 Je mange le gâteau. 生徒 僕はダイエットしてますから、ケーキ丸ごとは無理です。 Je mange du gâteau. というわけで、ある量のケーキを食べます。 先生 特に食べる manger 、飲む boire 、あるいは 食事するために注文して取る prendre という場合に 人それぞれの胃袋との相談で出てくる量としての食べ物や飲み物のイメージがあります。 生徒 .....胃袋と相談できない人もいます。 先生 特定できない場合の量を示すために部分冠詞を使うと考えればいいかと思います。 特定できないという視点だけなら、不定冠詞 un une des でこと足りるのですが、 特定できない量という観念が自然に入ってきて部分冠詞になる。 最初は慣れるまで練習問題をするのが一番です。 じゃ、今日はこれまで。Au revoir. 姉 あーッ先生、何一人で食べてんの? 生徒 おいしそうですね、先生。 先生 やっぱり来ましたね、本能で。 un morceau de は「一切れの」という意味です。 Voulez-vous manger un morceau de gâteau ? 姉 Oui, コーヒーがなくちゃね。 生徒 Oui, Oui, Oui, avec un bon café! フランス語 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 12, 2021 09:24:02 PM
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