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カテゴリ:職業人復活
シルバー世代にはありがちなこととは言え、直面すると「どないしよ?」(「どうしたらええんじゃ〜」の方が今風か?)である。シルバー人材センターは登録制ではあるが、被用者ではなく、個人事業主扱いになる。クライアントに、一人親方が派遣されるような形の雇用関係なのでメンバーの上下関係はないし、雇用者もいないのである。労務管理や責任者がいないので、業務に支障が出ると本人が認識しない限り、仕事を辞めることは無い訳だ。
自分で自分のことを認知症だと自覚できる人がどれだけいるだろう。数カ月前から、ある人が忘れ物が多くなり、「鍵がない。どこに置いたかわからない」と言い出した。錠に突っ込んだままだったことが何度か続いた。かけることを忘れたこともある。そのうち、「掃除の作業はどこまで進んだ?」と言う質問に答えられなくなってきた。必需品であるゴム手袋が「蒸れるからいやだ」と言って使わなくなり、冬になっても使わない。 作業場所は①→②→③というふうになっているが、②の場所で事情が発生し、「①にもう一度行って」と指示したら「わかった」と言って③に行ってしまい、同行者が探し回る羽目になった。ルーチンの行動は出来るが、例外処理ができないわけだ。これではサポートに一人つかなければならない。作業は全体として停滞することになる。 正常に戻すには人を変えるしかないが、「やめてくれ」と言える立場の人がいない。クライアントから「あの人は使えない」とセンター事務所にクレームを入れてもらうしか手はないのである。そこからもさまざま抵抗があるだろう。かといって、黙っている訳にも行かないし、難しいところ。素人には知的状態の可視化が難しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月16日 21時27分35秒
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