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テーマ:マイナンバー(149)
カテゴリ:視・紙・誌面から
先週郵便で「マイナカードを渡すから予約の上取りに来るように」との知らせがあったのでネットで予約し、今日市役所に取りに行った。
クリアファイルに女房のと2枚、準備してある。 「奥さんは来ていませんか?」 「ネットには家族の分を一緒に申し込めるようには書いてなかったから来てませんけど」 「ネットからの申し込みなら一人1通限りですね」 私の分だけ用意している。 「報道でいってる入力間違いとか他人の分がでるとかの問題はどうなってますか」 「本市では問題は起きていません」 「開発元が同じならでる可能性はありますよね。くだんの会社のソフトを使っているのですか?」 「わかりません」 「この担当の人には知らされていないんですかね?」 「私は知っていますがお答えできないんです」 要するに「要らぬことは言うな」の箝口令らしい。それにしても正直な窓口だ。 「健康保険証としても使えるんですか?」 「今の段階では紐付けていないので使えません。病院でもまだ読み取りの準備がそろっていないので。ご希望なら紐付けておけますが。来年の秋ごろから整備されるとのことです」 「ならいいです。保険証で受けます。」 保険証でこれじゃあ、運転免許はいつになるやら。無線従事者免許は総務省だし、終身免許だからそっちの方が簡単だぞ。おまけに死亡時の返却手続もなくなる。こっちの方がよほど有用じゃないか。 「では暗証番号を入力してください」 傍らにタブレット型の入力装置がおいてある。英数字6桁以上ののマスターコードと、書類発行用の数字4桁の暗証番号を入れるように言われた。これがなんと、いわゆるQWERTYでなく、ABC順の配列。こんな配列はMZ80Kの時代にアイウエオキーボードもあったような気もするが、ある意味面食らった。それを伝えると、「そういわれる方が少なからずおられます」ならソフトキーボード以外も選べるようにして欲しいものだ。 そして渡されたカードは袋に入って、個人番号のところが不透明になって見られなくしてあるが、5mmもずらせば見える。これで盗み見を防いでいると言うが、ならばせめてフタのある袋にすべきだろう。そして、有効期間が10年とある。暗証番号の有効期間は5年だそうだ。子供の10年は変化も大きいから有効期限も必要だろうが、70の爺に必要だろうか。10年後認知症になっているかも知れない。そんな時このカードは何の役にも立たないんじゃないか。自分で更新できなきゃ失効か。 どう見てもコンピュータの業界を稼がせるための事業と考えるのが一番自然に見える。 家に帰って女房に話し、「タンスに入れておくのが無難だな」に落ち着いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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