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テーマ:気になったニュース(31014)
カテゴリ:視・紙・誌面から
福岡で起きた学校の事故。なんと、消毒用アルコールをかけて炭をおこし、火力が弱まってきたからと火にアルコールを吹きつけたらそれが服に引火したと言う。美容師の専門学校だったと言うが、あまりにもレベルの低いお粗末な話である。
最近、理科の実験で硫化水素を発生させて気分が悪くなったとか言う報道もある。化学で飯を食ってきたものにとっては信じられないようなお粗末な話。硫化水素は猛毒だ。火山性ガスの中にも含まれており、これが有毒であると知らなかった人が死亡したこともある。通風室以外で発生させてはならないと厳しく教えられた実験だ。死者が出なかったのが幸い。 福岡の事件は肉を早く焼く為にアルコールを吹きかけたと言うが、気化したアルコールはほぼ爆発的に燃える。しかも、肉の温度は上がらない。小学校でロウソクを教材に使い、炎芯・内炎・外炎などと言う言葉を習ったはずだ。炎芯が温度が低く、外ほど温度が高い。昔はアルコールランプの芯に指を突っ込んでも熱くないと言う乱暴な実験をする先生もいたが、子供たちはそれでよく分かったはず。 それが、今やガスボンベを使っているそうだ。炎がアルコールランプの中に入って破裂するような事故があったからと言う。どうすればそうなるのか、例えば十分に芯にアルコールがしみていないような時に火をつけたらそうなるかも知れないが、それはアルコールランプの使い方そのものを誤っている。 物理や化学は苦手とする人が少なくない。高校では運動方程式やら電気やら、幅が広くてややこしい教科だと思う。それでも、基礎さえ押さえておけば非常に生活の役に立つ便利な学問だ。尤も私も大学の物理化学は苦手だった。 今日も線状降水帯が発生しそうな大雨。もうピークは過ぎたようだが。これも天気図が読めれば明日の天気の見当がつく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年06月08日 23時33分50秒
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