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テーマ:コーラス(2704)
カテゴリ:コーラス
音楽の中で合唱の人気は最低ではないかと常々思う。吹奏楽はとても人気。写真になっても格好が良い。楽器に指や口を添えているだけでも絵になる。片や合唱はどんな写真でもぽかんと(そんなつもりは毛頭ないが)口が開いているだけ。
高齢者グループはさらなり。何もしなくても身体が衰えてゆき、リタイヤせざるを得ない。存続して行くという事は新しい血を常に入れなければならないという事だ。血液交換という訳には行かないから、若いメンバーを入れる事が出来ないと、やがてそのグループは消滅する。ところが地方にはとんでもなく高い壁が待っている。受験、進学、就職だ。 今回、中学高校生を主体にした児童合唱団との合同演奏は指導者からは(外交辞令もあろうが)「良い経験をさせてもらった」といわれたが、変声期を迎えた少年の受け皿になれるかというとそうでもあるまい。何よりも出来るだけ偏差値の高い高校に進む事を親は期待する。高校生は有名大学を目指す。そして都市部にでてゆき、帰ってくる者はまれ。私はそのまれな労働者の一人だったが、「たかが」歌のために戻ってこいとは言えない。そして、ここが壁になって断絶が起きる。 仮に戻るとすれば親の介護か家の相続だろう。それも職があっての事だ。地方は高齢者ばかりになる。合唱団のメンバーも年齢分布は同じだ。が、手をこまねいている訳にも行かない。 出演者の懇親会として30分ばかりの会合を行ったが、子供たちは「先生が言うから」という受動的姿勢「だけども楽しかった」若者との接触はやはり老化防止にもなろう。これが実を結んで「いつも受け皿がある」状態に持って行きたい。 さあ、その頃に生きているかどうか。孫も聞きに来てくれたが、感じるものはあっただろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月09日 23時45分22秒
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