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NHK朝ドラ「らんまん」の今週のお題は「のじぎく」兵庫県の県花である。姫路市に大塩と言うところがある。名の通り、昔は製塩の中心地で、私が中学生の頃にはまだ流下式塩田が広がっていたところだ。今はイオン交換製塩法になり、かつての塩田は埋め立てられてしまっている。
主役の牧野富太郎博士は、高知県の仁淀村でこの花を発見していたが、大塩にやってきてその群生に驚いたそうだ。そして兵庫県が自生の北限、東限である事を突き止めたと言う。その後昭和29年にNHKが各都道府県にふさわしい花を選定するにあたり、「兵庫県はのじぎくでしょう」と牧野博士が言ったとか。で、そのまま決まったらしい。 ちなみに、兵庫県では人命救助に功績のあった人に「のじぎく賞」を贈る。県鳥は「こうのとり」で、文化功労者に「こうのとり賞」が贈られる。恥ずかしながら小生も25年ほど前にその末席に加えていただいた。 今日の放送では寿恵子さんが菊比べですごいプレゼンテーションをし、賞金が追加で与えられたが、三菱財閥の研究バックアップも実際に行われたそうだ。 兵庫県でも「交配のない種の保存」で、種が出来る前に花を刈り取って、株による保存を勧めている。県内のあちこちで「のじぎく公園」ができている。 温暖化により自生の限界は変わってしまうだろうが、気軽に付き合える県花であってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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