|
テーマ:気になったニュース(31014)
カテゴリ:視・紙・誌面から
「処分によっては訴訟も辞さない」裏金関係者の処分に対して、言ったの言わないのと言われているが、多分言ったのだろう。党籍離脱勧告から譴責に近い注意まで、裏金の金額や役職に応じて処分が発表されたが、そもそも政党交付金という税金起源の資金を着服したわけで、これはもう弁解の余地はあるまい。
資本主義というのは金を持ったものが勝ち、という制度だから、誰だってノドから手が出るほど欲しいはず。しかしこれは公金横領でもある。立派な刑事事件だ。それを抑え込めるかどうかが政権の腕というくらいなもんだろうと思う。 自民党という集団の中の処分ごとに「訴訟」というのが適当かどうか。「処分が重すぎる」ということなのだろうと思うけれども、どういう理由で訴訟を起こすのか、むしろ見ものだ。基本、この問題は自由民主党という政策集団の中で起きたことに対する処分だ。明らかに民事。「あいつのおかげで要職を撥ねられ、損害を被った」は、党の規約に従って行われたことで、例えば会社で懲戒を食らったら、まず社規に照らしてどうかということになるはずだ。不当労働行為にあたれば訴訟ものだろうが、就業規則に余程の欠陥がない限り、「民事不介入」だろう。 立法に関わる人たちがそんな認識というのは、レベルの低さを証明しているようなもんだ。そんな政治家を選ぶ方も選ぶ方だが、「ちっと真面目にやれよ」が両方に言われるべきだろう。 そういうレベルの低い話の最中の「紅麹事件」は、世間の目を逸らすに格好の材料と思った議員がいないことを祈る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月04日 23時37分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[視・紙・誌面から] カテゴリの最新記事
|
|