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テーマ:気になったニュース(31015)
カテゴリ:視・紙・誌面から
新聞記事の引用だが、私のような「月額1000円組」からすると、本当に教育負担が高くなったと思う。大学の1年生の頃に「私学と差がありすぎる」という答申がでて、2学年下くらいが月額3000円に、卒業してからはそれこそあれよあれよという感じで上がっていった。5つ下の弟の入学時は1万円くらいになっていたのではないかと思う。私学との差が大きいなら、私学を下げる方向にすべきと思ったが、逆に国立を近づけるというとんでもない方向だった。
卒業してしまえば次第に大学とも疎遠になるが、法人化された時に大学と取引する機会があり、契約に行ったことがある。大学に会計の話で行ったのはこの時限りだが、担当課長が「この年で給料が下がるなんて、考えても見なかったよ」とぼやいていた。50歳ぐらいだったと思うが、一番子供に金のかかる時だ。気の毒というほかない。 現在でも、研究費は減らされる一方だということだが、これは家計で言うなら教育費を減らすというのに他ならないだろう。一方で防衛費はとんでもない増加で、将来を託すものを間違えているのではないかと思う。研究なんて、何がいつ役に立つかわからないが、知識の蓄積の上に推論、実験を重ねて少しずつ進んでいくものだ。早くに結果が出そうなものを「選択と集中」の篩で選び、地方大学を事実上切り捨てていくようになるのではないか。 小林製薬の事故で一躍有名になったプベルル酸でも、人体にとって有害なのか無害なのかわからずにきている。マラリア原虫は殺すらしい。投与したネズミも死んだらしいが、マラリアで死んだのか、プベルル酸で死んだのかは記録がなく、これからの試験結果待ちだという。50年前に買った事典が編集されたのはそれより古いはずだから、半世紀も誰も何もしなかったようなものだ。カビ毒はそれこそほんの一部しか明らかにされていないが、「やっても金にならない」からだろう。ざっくり、「カビの生えたようなものは食べるな」で片付く。 でも子供が食べてしまったらどうするのか?の答えには行きつかない。何が効くのかもわからない。敵味方ができても、どちらにも「生きる」権利がある。「皆が平和にいきる方法」の中に、食料問題は必ずあるはず。戦闘機では解決できるまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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