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カテゴリ:視・紙・誌面から
都市の中でまさかと思うような事故が起きた。松山城は小高い山の上を切り開いて作られている。何度も行ったわけではないが、確か南側には堀があり、市内電車(伊予電鉄)も走っている。事故はその反対側で起きた。昨年の雨で少し歪みが出て、今年になって修正の工事が行われたそうだが、間に合わなかったようだ。報道の動画を見ていると3度にわたって土石流が生じたが、初回の分で木が流されたようである。マンション上階のベランダの柵が飛ばされていたからかなり高い木がぶつかったのだろう。
行方不明の人が3人ばかりと報道されているが、よく3人だけで済んだなと思うほどの事故だ。 私が日頃仕事をしている山も、小規模ながら崩れているところがある。1週間ほど前で、バリケードが組まれているくらいのものだが、この山は元々全体が脆く、崩れやすいところに、10年ばかり前かと思うが、木を伐採して日当たりをよくしたのだが、切り通しになったところで土が崩れ始めており、根っこが見えているところもある。 管理者も知っているが、国有林であることから連絡はできても、直接何か(工事)をすることはできないという。「勝手に何かしたら文句を言うくせに、こんな状態でも何もせん」と担当はぼやいているが、松山城も同じようなのではなかったのだろうか。姫路城も山の南面を削って建てているが、堀にぐるりと取り囲まれていること、山の城のない北側は原始林のままである。ガッチリと根を張っているのだろうと思うが、老年期である中国山地と土質は大きくは変わるまい。 他山の石ではないが、多くの雨に見舞われたら私の方も他人事では済まない。まだ数日は雨模様の日が続くようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月12日 22時42分35秒
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