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テーマ:●ネットニュ~ス(639)
カテゴリ:視・紙・誌面から
ネット上の情報は玉石混交、デマもフェイクもある。聞いてすぐには「へ〜え」となんとなく納得するが、よく考えると「??」というものがある。最近見たものでは、「金属製の水筒に酸性の飲料を保管するのはやめた方がいい。酸で金属が溶け出して、害があるから」尤もらしいが、それじゃ缶入りの酸性飲料はどうなる?とてもじゃないが流通中に変質するのは避けられるまい。
自分で何か酸っぱいもの、例えばレモン果汁の入った飲料を入れたとして、それをそのまま置いておいたら金属溶出よりは腐敗の方が問題になるだろう。そう考えるとこの記事の信憑性は少々怪しいと思われる。そもそも酸味の多くはクエン酸、乳酸などの有機酸で、金属を溶出させる力は塩酸、硫酸のような無機酸に比べればはるかに低い。 もう一つ、ペットボトルを使い回すのはやめた方がいい、という話。開栓するまでは非常に衛生的なものだが、開けてしまえば雑菌に汚染される可能性があるから、というもの。これも尤もらしい。しかし、ペットボトルのよほど大きな容量のものを除けば、だいたい直接口をつけ、飲みきれなかったらすぐに蓋をし、比較的短時間に消費してしまう。転用はその後になるが、あの20mmばかりの小さな口から、問題になるほどの菌が入るだろうか?だいたい口の中には多くの細菌がいる。直接接触するのは容器の外側。そこから栓の方に移行するのはほとんど自分がもともと持っていた菌だ。 まあこれははっきり言って屁理屈である。企業として責任は持てないよ、ということから「使い回すな」ということにしたのだろう。しかしそういう使い回しを1年もやっている人間がいることも確かだ。今日も半日で500mlほどの給水を頼っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月20日 23時02分12秒
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