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テーマ:食生活と健康(649)
カテゴリ:飲み食いの話
生産農家と直接契約しているので農協への出荷が終わると順番が回ってくる。去年の暑さで白い米が多かったのに比べると、今年は対策が出来たのか、精米すると去年のものよりも透明感があったような気がする。
最近は米の高値も定着したようだが、30kgが1万円でも1合は50円程度の計算になる。食品が安いに越したことはないが、生産者からすると機械代など考えれば安すぎるのも殺生な気がする。農業リスクは気温だけを取ってみても毎年あがっているように思う。 昭和50年代だったと思うが、冷害で米が取れず、タイ米を輸入したことがあったが、ジャポニカ米のもっちり感がなくて不評であった。幸いというか、地方の事情もあってあまりタイ米は食べずに済んだ。しかし農業は自分の方に過失がなくても不作に終わることがある。外から買える間は良いが、食料の安全保障を握られたら言い値で買うしかない。それでも買えないかも知れない。輸送手段を断たれたら即飢え死にだ。食糧管理法が無くなってだいぶ立つが、自分の食いぶちは自分で用意するのが基本ではないか。食糧危機のリスクをもっと考えなければならない時代になってきたと思う。ウクライナの戦争で日本のパンの価格があがるのはおかしいだろう。一方で地産地消などと言っている政治家にはあきれたものだ。 わが家では昭和30年代に田圃を手放してしまったので以後は米は買うしかないのだが、村共用の精米機で30分ほどで白米に出来るから玄米を買っている。糠が1割強出るのでこれは畑に撒いて肥料の代わりにする。あるいは筍を茹でるのに使う。それなりにSDGSしているつもりだ。 子供たちにもこの時期にはふるまう。「持って帰れ」だ。丁度サツマイモの収穫時期でもあるので、試しに掘って見たら一株から3kgぐらい取れた。10株ほど植えたはずだから、見込みは30kgというところか。文化の日のあたりにやって来るらしいので、孫は楽しみにしていることだろう。800g以上の芋もあるので、ちょっとしたイベントになるだろう。 さて、あと何年出来るやら。孫も高校ぐらいになれば面倒がって田舎には来なくなるかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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