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RSメキシコ駐在記

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2007.11.28
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テーマ:マークを外す


自分に有利な状況を作る

1対1の勝負をするためには、まず味方からボールを受けなければなりません。(当たり前・・・)
そのためには、自分をマークしている相手から離れることが必要です。
マークされたままでは、自分に対するパスをインターセプトされてしまいボールを受けることが出来ません。
もし、ボールを受けられたとしても後を向いたままボールキープするのが精一杯という状態で選択できるプレー幅がかなり限定されてしまいます。
つまり、マークをされたままボールを受けようとする選手はディフェンスにとっては守りやすい選手ということです。
しかし、マークから離れてボールを受けることが出来れば前を向いてプレーすることが出来ます。
また、相手との間合いを利用して相手をかわすことが出来るので、ディフェンスとしてもむやみに飛び込むことができません。
だから、1対1の攻撃においてはボールを受ける前の予備動作でマークから離れてボールを受け、オフェンスにとって有利な状況を作り出すことが大切なのです。

チェックの動きでマークを外す

マークを外すときの基本的な動きには「チェックの動き」というのがあります。
具体的には、前方に向かって走ってボールを受けるふりをしてから、後方に向かって急激にターンする動きのことです。
このときの走路がチェックマークのように見えることからこのような名前になっています。
オフェンスが前に向かってボールを受けようとすれば、それを阻止するためにディフェンスは必死に対応します。
そのときに、突然オフェンスが後ろに方向転換するのでディフェンスが置き去りにされてフリーなることができるのです。(もちろん、ディフェンスもすぐ体勢を立て直すのでフリーになるのは一瞬です。)
ここまでの説明で気付いているかもしれませんが、この動きのポイントは「走る→止まる→走る」を急激に行うスピードの変化と「前→後」という方向の変化です。

さらに、応用として「前で受けるふり→真横に動く」や「前で受けるふり→斜め前45度に動く」というものもあります。
どちらも、チェックの動きに比べてマークとの距離がとりにくいというデメリットとうまくやればディフェンスより前でボールを受けられるというメリットがあります。

ボールをもらうときの注意点

このような動きに関する注意点は、あまり複雑な動きは意味が無いということです
複雑な動きは相手を惑わせるには有効かもしれませんが、パスの出してもどのタイミングで出せばいいのかわかりません。
だから、出来るだけシンプルな動きでパスが出しやすいようにマークを外すことが大切なのです。

もうひとつ注意してほしいのは「開く」動きです。
開くとは後方のパサーにとって出しやすい位置に移動することです。
前でボールを受けたいという気持ちと外へ動くという気持ち動きが合わさって、斜め前に移動する選手がよくいます。
しかし、後方のパサーから見ると斜め前の動きではパスの角度が変化せず、パスが出せません。
だから、「開く」場合ははっきりと真横もしくは斜め後に移動して、安全にパスを出せるところに移動することが大切なのです。

以上をふまえて、状況に合った方法でボールを受けられるようになりましょう。






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Last updated  2007.11.29 00:28:18
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