テーマ:今日のワイン(6038)
カテゴリ:自宅ワイン会
白編に続き赤編。
2002 Gevrey-Chambertin 1er Cru La Perriere(Philippe Pacalet) ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラ・ペリエ―ル(フィリップ・パカレ) Bourgogne, France - 赤辛口 \13,000くらい, リカーMORISAWA, 2004年6月購入 賛否両論の激しいパカレ。個人的には嫌いではありません。比較的若いビンテージでも終わっていると聞くこともあるけれど、そのようなボトルに当たったことはありません。水のような薄っぺらいボトルに当たったことはありますが(笑)。 賛否両論の激しい原因は、個人の嗜好差以外にも、コンディション差(ボトル差)が大きいと思う。また個人的にはよいと思っていない「村名ジュヴレ・シャンベルタン」を購入している人が多いことも一因だと思う。村名の赤なら「ポマール」のほうがお勧め。 で、このワイン。 終わっているどころか若い。リリース直後は、果実味爆弾というかブドウジュース的だったけれど、それも落ち着いて、若い自然派ワインらしい。一級の風格を感じる構造を持っていながらも、ふわりと軽やかな、すがすがしいノートが印象的で、素直においしいと思える味わい。アフターには少しタンニンも残る。 分析的に飲んでみると、アフターは長くないという欠点はあるものの、独特の個性は印象的で人気の高かった一本。また暑い季節というのも、このワインに味方したのかもしれない。5年後くらいに、また飲んでみたい。 パカレのジュヴレ・シャンベルタン ペリエ―ルを探す> 調べてみると2005年ビンテージも01、02と変わらない値段。今までが高すぎたのか。 1982 Latricieres-Chambertin(Mommessin) ラトリシエール・シャンベルタン(モメサン) Bourgogne, France - 赤辛口 \5,500くらい, 竹澤, 2004年10月購入 クロ・ド・タールを持っていることで有名なモメサンのネゴシアンもの。ものすごく安かったので期待していなかったけれど、弱いところやへたったところが無くて一安心。 82年から想像するよりは若々しい。とはいえ、それぞれ個性を持った素晴らしいワインが揃った今回では力不足。普通で驚くこともない古酒。 1996 Gevrey-Chambertin 1er Cru Les Cazetiers(Philippe Leclerc) ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・カズティエ(フィリップ・ルクレール) Bourgogne, France - 赤辛口 \6,000くらい, よしや, 2000年4月購入 濃いー。黒ワイン。おそらく多くの人が想像する、濃いフィリップ・ルクレール節。長年の熟成で酒質に丸みはあるものの、ブルゴーニュだと思って飲むと「違うだろう」と思えてしまう。 アペラシオンを気にせず、ワインとして飲めばマズイわけじゃないのだけど、今のような暑い季節に飲むワインではないと思う。 残りのワインは長期熟成決定。80年代中盤は樽の印象や濃厚さは感じ取れないので造りが違うのか。恥ずかしながら、10年くらい前に若いビンテージを飲んだときには、若いピチピチ感と相まって、そのインパクトは嫌いじゃありませんでした。自分自身が若かったこともあるけれど。 フィリップ・ルクレールのワインを探す> 2001 Chambertin(Armand Rousseau) シャンベルタン(アルマン・ルソー) Bourgogne, France - 赤辛口 \16,000くらい, はせがわ酒店, 2004年6月購入 できかけの球体。誰もが考える正統的なブルゴーニュ。 口に入れたときの広がりやアフターの長さ、舌触りのなめらかさは、これまでとは一線を画す。現在は熟成途上でポテンシャルだけで飲んでいる印象。 分析的に飲めば偉大なワインなのだけれど、熟成途上&直球すぎる味わいは、直感的に飲んでしまうと今日のなかでは面白みに欠けた。もちろん将来は期待大だけど。 あと2本あるので「しまった感」は無いけれど、残りは10年以上熟成させたい。 [2001] Chambertin シャンベルタン 【アルマン・ルソー】 750ml ヴィンテージにこだわらず探してみると\52,500が最安値(?)。正規インポーター経由のものをリリース直後に買わない限り、もう手の出ない領域。 1997 Sito moresco(Gaja) シト・モレスコ(ガイヤ) Langhe, Piemonte, Italia - 赤辛口 \3,000くらい, カーヴ・ド・リラックス, 2001年9月購入 赤はルソーでおしまいのハズが、もっと飲みたいとのリクエストで登場。ガイヤのシト・モレスコ。品種構成はビンテージによって違うみたいだけれど、ネッビオーロ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローのブレンド。 パワー全開。強いー! 97というグレートビンテージの恩恵なのか、あまりの強さにヘキヘキしてしまう。現時点では評価不能。10年後に飲み頃になっている自信も無し。 ガイヤのシト・モレスコを探す> 赤のなかではパカレとルソーの人気が高かった。 長くなったので甘口編は次回に繰り越し。 気が向いたら投票お願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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