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ワインと絵画がある生活

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2008.06.29
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カテゴリ:自宅ワイン会
白編に続き赤編。


2002 Gevrey-Chambertin 1er Cru La Perriere(Philippe Pacalet)
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラ・ペリエ―ル(フィリップ・パカレ)
Bourgogne, France - 赤辛口
\13,000くらい, リカーMORISAWA, 2004年6月購入

賛否両論の激しいパカレ。個人的には嫌いではありません。比較的若いビンテージでも終わっていると聞くこともあるけれど、そのようなボトルに当たったことはありません。水のような薄っぺらいボトルに当たったことはありますが(笑)。

賛否両論の激しい原因は、個人の嗜好差以外にも、コンディション差(ボトル差)が大きいと思う。また個人的にはよいと思っていない「村名ジュヴレ・シャンベルタン」を購入している人が多いことも一因だと思う。村名の赤なら「ポマール」のほうがお勧め。

で、このワイン。
終わっているどころか若い。リリース直後は、果実味爆弾というかブドウジュース的だったけれど、それも落ち着いて、若い自然派ワインらしい。一級の風格を感じる構造を持っていながらも、ふわりと軽やかな、すがすがしいノートが印象的で、素直においしいと思える味わい。アフターには少しタンニンも残る。

分析的に飲んでみると、アフターは長くないという欠点はあるものの、独特の個性は印象的で人気の高かった一本。また暑い季節というのも、このワインに味方したのかもしれない。5年後くらいに、また飲んでみたい。

パカレのジュヴレ・シャンベルタン ペリエ―ルを探す>

調べてみると2005年ビンテージも01、02と変わらない値段。今までが高すぎたのか。




1982 Latricieres-Chambertin(Mommessin)
ラトリシエール・シャンベルタン(モメサン)
Bourgogne, France - 赤辛口
\5,500くらい, 竹澤, 2004年10月購入

クロ・ド・タールを持っていることで有名なモメサンのネゴシアンもの。ものすごく安かったので期待していなかったけれど、弱いところやへたったところが無くて一安心。

82年から想像するよりは若々しい。とはいえ、それぞれ個性を持った素晴らしいワインが揃った今回では力不足。普通で驚くこともない古酒。



1996 Gevrey-Chambertin 1er Cru Les Cazetiers(Philippe Leclerc)
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・カズティエ(フィリップ・ルクレール)
Bourgogne, France - 赤辛口
\6,000くらい, よしや, 2000年4月購入

濃いー。黒ワイン。おそらく多くの人が想像する、濃いフィリップ・ルクレール節。長年の熟成で酒質に丸みはあるものの、ブルゴーニュだと思って飲むと「違うだろう」と思えてしまう。

アペラシオンを気にせず、ワインとして飲めばマズイわけじゃないのだけど、今のような暑い季節に飲むワインではないと思う。

残りのワインは長期熟成決定。80年代中盤は樽の印象や濃厚さは感じ取れないので造りが違うのか。恥ずかしながら、10年くらい前に若いビンテージを飲んだときには、若いピチピチ感と相まって、そのインパクトは嫌いじゃありませんでした。自分自身が若かったこともあるけれど。

フィリップ・ルクレールのワインを探す>



2001 Chambertin(Armand Rousseau)
シャンベルタン(アルマン・ルソー)
Bourgogne, France - 赤辛口
\16,000くらい, はせがわ酒店, 2004年6月購入

できかけの球体。誰もが考える正統的なブルゴーニュ。

口に入れたときの広がりやアフターの長さ、舌触りのなめらかさは、これまでとは一線を画す。現在は熟成途上でポテンシャルだけで飲んでいる印象。

分析的に飲めば偉大なワインなのだけれど、熟成途上&直球すぎる味わいは、直感的に飲んでしまうと今日のなかでは面白みに欠けた。もちろん将来は期待大だけど。

あと2本あるので「しまった感」は無いけれど、残りは10年以上熟成させたい。

[2001] Chambertin シャンベルタン 【アルマン・ルソー】 750ml
ヴィンテージにこだわらず探してみると\52,500が最安値(?)。正規インポーター経由のものをリリース直後に買わない限り、もう手の出ない領域。


1997 Sito moresco(Gaja)
シト・モレスコ(ガイヤ)
Langhe, Piemonte, Italia - 赤辛口
\3,000くらい, カーヴ・ド・リラックス, 2001年9月購入

赤はルソーでおしまいのハズが、もっと飲みたいとのリクエストで登場。ガイヤのシト・モレスコ。品種構成はビンテージによって違うみたいだけれど、ネッビオーロ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローのブレンド。

パワー全開。強いー!

97というグレートビンテージの恩恵なのか、あまりの強さにヘキヘキしてしまう。現時点では評価不能。10年後に飲み頃になっている自信も無し。

ガイヤのシト・モレスコを探す>


赤のなかではパカレとルソーの人気が高かった。
長くなったので甘口編は次回に繰り越し。

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最終更新日  2008.07.02 06:24:02
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