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ワインと絵画がある生活

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2016.03.08
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カテゴリ:自宅ワイン会
前回の続き。いよいよ主役登場。

1996 Calera Pinot Noir SELLECK
カレラ・ピノ・ノワール・セレック
California, USA - 赤辛口

カレラブームのとき買っていた1本。セレックもジェンセンもそれなりに飲んでいるけれど、個人的な感想は、同格もしくはセレックの方がおいしいかも。そして96年ビンテージは、ジェンセンよりセレックの方が高かった。このセレック96も3本目。

期待して飲んでみると、魅力的な熟成香があるわけではなく、また豊かな果実味もあるわけではなく中庸。15年以上前に買ったワインなので、熟成感による柔らかさはあるのだけれど、官能的な熟成香が出るまでに至っていない。

そして前回飲んだ9年前にはおいしいと思った陽気で享楽的なボディ。ところが熟成により細り、前回のような印象は残らない。うーむ。

決してまずいわけではないし、そこそこのおいしさはあるのだけれど、ワインの各要素がクロスオーバーするときの狭間に当たったというか、すべての要素がおとなしい。次のジャドと共にセラーの一番下にあったので、温度が低すぎて熟成が進まなかったのか。過去2本がいずれも素晴らしかっただけに残念。ちなみに1999年に購入したときの価格は税抜き9,980円。
★★★+

セレックのコルク。きれいに半分まで染みています。

楽天でセレックを探す>

セレックでずっこけたので、こちらこそと思って抜栓。

1996 Chambertin Clos de Beze(Domaine Louis Jadot)
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(ドメーヌ・ルイ・ジャド)
Bourgogne, France - 赤辛口

個人的にジャドの赤というと、ミュジニー、ボンヌ・マール、クロ・デ・ズルジュルなのだけれど「ドメーヌだし、ベーズだし」と思い、自信をもって出した一本。

カリフォルニアとは違う、凜とした酸とミネラルがあり、球体の旋律を描く。すべすべのテクスチャでコンディション抜群ながらも、香りは閉じ気味。赤い果実のミドルボディは、ちょい熟程度で熟成香が出るまでには至っていない。

カレラよりは確実においしいのだけれど、グランクリュらしい威厳や、神々しい香りはない。確実によい要素はあるのだけれど、蝶になる前のサナギのようで現時点では中途半端な熟成途上。おいしいのだけれど突き抜けない。
★★★★

ジャドのクロ・ド・ベーズを探す>


和牛のローストビーフ
ローストビーフはよく作っているのに、毎回火加減に悩む。肉の大きさによって火の通りがまったく違うので、ジャストに焼けるのは1/3くらいの確率かも。中心まで火は通っているけれど、かなりレアな仕上がり。


つづく。





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最終更新日  2016.03.13 10:26:05
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