続 サイオトシーズン券
ユートピアサイオトスキー場のシーズン券の話題の2回目です。先日の新聞に出てたのですが、「2005年度はゴルフ場の入場者数が2年ぶりに増加」したんだそうです。(日経新聞8月29日)アンケートの回答によると、「60歳場の来場が増えた」「女性が増えた」などと回答したゴルフ場が多かったようです。景気回復や団塊の世代の退職に伴いシニア客を中心に増加となってます。これはまあなるほどです。アンケートの回答なので、来場者が増えた本当の要因が何かは単純にアンケートの集計で答えられるものじゃないとは思います。しかしながら、高齢者人口が増加してるのは明らかな現実なので、あながち嘘じゃないでしょうね。女性客についても、僕はゴルフをやらないので実態は分かりませんが、女性の若手プロの活躍もあり女性客が増えるのは想像出来ます。ゴルフのイメージ=会社の接待スポーツ から 藍ちゃん&さくらちゃんに変ればそりゃー自分もやってみようかと思いますもん。僕の中ではゴルフってのもスノースポーツ同様にかなりお金がかかるスポーツです。それなのに、回復傾向。経営破たんして再建したゴルフ場も収益を上げつつあるようです。それと比較するとウインタースポーツは出遅れでしょうね。そう思ってたところに、今回のサイオトのシーズン券の形態が明らかに。個人的にはとっても良い案だと思ってます。シーズン券をシーズン駐車場と、シーズン券本体の別にした事で家族・仲間で来る人のシーズン券の値下げに成功。とはいえ、単純な価格の下げじゃなくてあくまでも利用者側を意識した下げである事が良いかな。値段を下げれば簡単にお客が増えそうな気もするけど、実際はそう簡単には行かず収入減からサービス低下を招き悪循環に突入するのが関の山。だけどこの方法なら、必要なサービスを利用者側が選択しているだけで、スキー場側からしてもそれほど収入減にはならないだろう。そして、キッズシーズン券に子供の道具レンタルを含んでいること。これは大事でしょー。と、いうのはサイオトにはキッズキングダムという子供用スペースがあり、ムービングベルトで坂を登りそり遊びが出来る。それがあるために、サイオト指名で行く人もいるぐらい結構な人気らしい。そこを卒業した人子供を取り込む方法として、レンタル込みのシーズン券はかなり良いサービスだと思う。やっぱり底辺が増えない事には、盛り上がり様がないし、先がないし。そういう意味では、ゴルフ場が復活しつつある要因とはちょっと違うけど、家族層の取り込みによる復活を狙っているんでしょうね。成功するのかどうか分からないけれど、何かしら目的を持っているという意味ではかなり良い試みだと思います。と、まあここまでは良いのですが、1つ見逃せない話しが。「今年からはシーズン券とリフト券を引き換える方式にしました」今まではシーズン券をつけておけばそれだけで滑り放題だったのに、これからは毎回スタッフルームに行ってシーズン券とリフト券を交換するらしい。その理由として「一部の人が不正利用をしているから」ということのようです。確かに、去年凄く気になってたんですよ。レストラン等の止まった状態で良くみたら、前のシーズンのものと思われるシーズン券をつけている人がなんだか結構多い。「あれ、良いんかいな?」と思ってたら「やっぱりね。」です。そりゃ、気持ちは分からないでもないけど、そういう事をしていると結局利用者側に返ってくるのだ。最低限のマナーは守らないと、いかんでしょ!残念なことに、経営側も利用者側もめんどくさいだけの状態になってしまった・・・。今年は去年より少しでも盛り上がって、利用者が楽しく滑れる良いシーズンになれば良いですが、果してどうか?雪も沢山積もるかな??シーズンまであとわずかです。