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カテゴリ:商業登記
先日ようやく3つの有限会社(今は特例有限会社と呼びます。)の
合併手続が終わりました。債務超過の同族会社です。 経営状況の比較的良い会社ひとつにまとめた形です。 会社法成立までは、債務超過の会社を合併することは できなかったのですが、今はできるようになりました。 この会社は合併に際して計算上の資本増加はしなかったので 財務体質は1000万円近く貸借対照表上 計算上は改善されたのではないかと思います。 これから募集株式の発行という銀行に頼らない資金調達方法で 増資をすることになっているのですが、取得条項付株式や 議決権制限株式を使って同族ではない第三者から資金を調達 するのが理想なんですけど、現実は難しそうです。 魅力的な経営戦略がひとつのポイントなのでしょうか。 登記上は合併に際して資本増加すると資本金計上証明書 というものが必要になり、これが少々めんどくさいようです。 バーチェス法だの、プーリング法だの、企業会計の慣行だの のれんの価値だのと紛らわしいことが増えて別世界に突入する 感じがしてしまいます。もっと簡単に言えないのでしょうかねえ。 我々の登記業務も会社のスリムで健全な経営に資するものでありたい、 特に中小企業と関係が深いですから。 今回の登記申請では、催告書に債権者一覧を付け忘れそうになったという 苦い経験をしました。合併後も実体上の取引関係で問題が発生しないことを 祈り、会社の発展を願うばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月25日 00時19分37秒
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