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テーマ:ゆとりを考える生活(345)
カテゴリ:衣の会
[研究科の授業]
≪明治・大正時代の染織≫ 富国強兵策、日本の近代化を担った生糸は、総輸出の60%もあった。明治5年当時、富岡製糸工場といえば、上流階級の子女がフランス人教師の下、製糸を勉強したところ。その後、全国に製糸が広まり、女工哀史もうまれる。 植物染料だけの時代から、合成顔料が生まれ、染色技術が発達する。色が豊富、発色が鮮やか、のりを混ぜても色が変わらない、染料時間が短い、大量生産できる、変色しない、などの利点が大きい。 力織機(りきしょっき)が使われ、色をふんだんに使った織り方、ジャガード織りなどができるようになる。 [実技] ≪揚羽≫ 1回では、とても覚え切れませんが、おさらいします。 1.手先は、帯の下線にあわせるくらいの長さをとり、一巻きめで後ろ帯板を入れる。二巻き目 で巾だしをする。 2.手先を上に結んで、緩まないように手先は表を出し、垂れは裏を出して広げておく。 3.手先を三つ折にして8cmくらい折り返して衿に仮止めする。余分な手先は、結び目の背中に入れ込む。 4.結び目の下に枕の台を入れる。 5.垂れ先を右にして肩幅より少し大きめに決め、中央にギャザーを寄せて、仮ひもをかける。仮ひもを二つに折り、羽根の中央の後ろからまわし、輪の中に残りを入れて左右に振り分け、モデルさんの肩越しに持ってもらう。 6.残った垂れを広げ、輪を作り、中央にギャザーを寄せ、仮ひもで押さえ、前で結んで帯の中に入れる。左側に預けた仮ひもは、二枚目の羽根の下から中央を通り、一枚目と二枚目の間から右側に預ける。反対側も同様。 7.一枚目の羽根と三つ折にした手先の間に帯揚げをかけた角だし用帯枕をあて、前で結ぶ。 8.手先を下ろし、帯の上から3分の一くらいを目安に帯締めを内側にあてて折り上げ、前で結 ぶ。 9.帯揚げを整え、羽根の形を整える。 揚羽、まだまだ練習が必要です。 それから、毎年恒例の衣の会「伝統芸能の会」、来年4月21日に決まりました。場所は、紀尾井小ホールです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.18 04:35:07
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