テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:日本・世界
宝田明さんの講演を聞きに行きました。
ハンドベルの演奏や、朗読、 そしてなぜかフラメンコがあった後、やっとこさ 俳優宝田明さんの講演になりました。 ドラマ「レッドクロス」でちょうど見たばかりだった 満州ハルピンに子どもの頃いたのだそうで、 戦中戦後のハルピンでの様子などを、 時折冗談を交えては、40分以上にわたり 話してくださいました。 度々目頭をおさえていたのは、涙だったのかな…。 小5くらいの時に、ソ連兵に辱めを受けた女性を 目の当たりにし、今でも辛いそうです。 ご自身もお腹に銃弾を受け、腫れあがった個所を、 麻酔もなく、焼いた裁ちばさみで切り落とした のだそうです。 自分達もソ連兵に本当にひどい目にあったけど、 中国の人達に日本がしたことを嘆き、苦しみ、 どうしたら彼らを癒せるのかと、 心をいためていらっしゃいました。 (先月、当時の場所へ行かれて現地の方と話を したのだそうで、TVで放送があるみたいです) また9条の素晴らしさを訴え、 今また戦争に向かおうとしているように思える日本、 そして安倍政権を、断固として拒否しているように 思えました。 また、物言えない時代であることにも 大変違和感を感じていらっしゃるようで、 NHKでのとある出来事についても2つほど話がありました。 ↓コレですね。 http://mainichi.jp/enta/news/20150121k0000e040245000c.html この記事の3ページ目にある「コント番組」というのは、 サラリーマンNEOだそうです。 私、あの番組好きだったんだけどなぁ。 終了後、本にサインしていただきました。 最後の1冊、ギリギリで買えたの! 宝田さんを含む3名の、九条の会での講演の話をまとめた本で、 「平和と命こそ」というものです。 「あなた達どういう関係?」と聞かれ、 親子です と答えたら、 「こんな若いお母さん?!えぇっ、ウソでしょ!」 と。 40過ぎてからは、見た目はすっかり実年齢に合致なので、 決まったセリフと分かりつつも、嬉しい(笑)。 名前も入れてくださったのですが、 娘の名前を、「なんて美しい名前なんだ」と 何度も褒めてくださったり、 "麗しき母と子に"なんてサラサラっと書き足してくださったり、 あぁ、年季の入ったイケメンは違うなぁ と…♪ 娘は、宝田さんのことは全く知らなかったのですが、 話もすごく面白かったし、一気にファンになっちゃった と言っていました(^^ 実際に戦争を体験してきた方の話を、 このように直接聞くことができる機会も、 いずれ終わりがやってきます。 父は戦後生まれなので、話を聞ける親族はもう誰もいません。 体験したからこそ、今感じている危うさ。 その感覚を、私は信じます。 貴重なお話を、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/10/31 05:18:18 PM
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