るうの雑記帳

巨大な構想空間、万博が、昨日閉幕した。

構想という単語は不適切かもしれないね。

マーヤー空間かナ・・・。

幻想。・・・幻想空間。



この後、あの全ての建物たちは、
ある一部を除いて全て撤去されるのだろう。

これが、・・・この巨大宇宙都市のような空間が・・・、
跡形もなく消え去っていくのが、
なんだか不思議な気がした。


美しい各諸国のパビリオン達が
すべて、マーヤー（幻想）だったかのように
消えてなくなっていくなんて、信じられない。


この世はすべてマーヤーなのだ、

と”リマインド”（思い起こされる）よう。



昨日、会場に着いて、
最初に出かけたのは瀬戸会場の対面ギャラリーだった。
昨日は、あの、”マハトマガンジー”の曾孫にあたる
トゥシュラー・ガンジー氏の講演だった。
あの「非暴力・不服従」を唱え、貫いたガンジーの教えについて
環境問題をとりまぜながらの講演をしていただいた。

とても興味深いお話もあった。

暴力、というものの概念がとても広範囲におよんでいたからだ。

割り箸、一本でも無駄に扱うのなら、
それは環境への,自然への暴力だと。

物や、人でも、
その対象物がなんであろうと、
感謝して、慈しんでかかわらない限り、
それは目に見えない暴力なのだ、と。


そのときの会場の人達みなが、
なにかしかの感銘をうけ、ひとつになる瞬間が
ほんのわずかでも生まれたような、・・・
そんな気がした。


万博の開催については肯定・否定と物議をかもした
ということも聞いていた。
反対派は、この運営について批判するのは、
やはり大きくとって”環境破壊”についてなんだろう。

巨大企業の宣伝の為に利用してる、
そんな意見ももちろん聞いた事がある。
各国の金に絡んだ力の誇示だとか、
いろいろな悪い側面も見たり聞かされたりはしてきた今回の万博。

けれども、
この空間を共有し、ともに祝い、祈り
観客やスタッフたちが作り出した、平和のためのスペースも
確かにそこに生まれていたと思う。

矛盾の中、行われた今回の万博でも
人々がひとつになれた瞬間が確かにあったはずなんだ。


昨日の山根麻衣さんのラストコンサートでは
たしかに素敵な平和と愛の派動が感じられたもの。

地球儀の形をとった風船をみなで飛ばしあいながら、
「バイブレーショォ－ン♪」と観衆を煽る彼女の
歌と音楽に歌い踊りながら、祝祭のラストディをすごした。

「みんな、平和がすきだよねー！
愛を広げるために生まれてきたんだよねー！
ねぇ、みんなー！そうだよねー！」　「YEAH!!」
そんな彼女のドスの利いたＭＣ。とてもよかった。

そして、
・・・ありがとう、わたしたちの地球♪
ありがとう。。、、、みなの合唱が会場に響く。



地球市民村。
ほんとうにありがとう。



閉幕後、
ありがとう、ありがとう、の歓声の中
私達、来訪者を送ってくれるスタッフの輪の中をくぐり抜けながら
そんなことを思った。


ありがとう、わたしたちみんな
ありがとう、地球。