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2005年11月15日
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カテゴリ:ショップリサーチ
展示会に行ったついでに、某百貨店さんのプレタ特選売り場を覗いてみた。ちなみに、この百貨店さんは、ミセスの固定客が多い、「老舗系」と称されるお店である。

平日の午後2時半過ぎ、お買い物には最適の時間帯なのだが、本当にお客様の数が少ない。1人も店内にお客様がいないブランドが大半である。たまにお客様がいらっしゃっても、どうやら目的買いの様子だ。

それもそのはず、昨今は、早いお店だと特選の売り場に対しても6月からもう秋冬物の投入をブランド側に要請しているらしいので。

もともと、富裕層の上顧客と呼ばれる方々の、買い物の出足は早い。それに輪をかけているのが、雑誌やインターネットなどでのファッション情報の普及だ。流行に敏感なお客様は、へたをするとネットで業界人並みに半年前には情報を入手している。シーズンの立ち上がりには、めぼしい商品はガンガン売れていってしまう。今の時期は、「もう2005~06年秋冬商戦は終わった」という感じなのだろう。

「時計の針をもっとゆっくり回そう」と呼びかけても、時代の流れはもう元へは戻せそうもない。こういう現実を見ると、やはり、クルーズラインは今の時代には不可欠なものだと言わざるを得ないだろう(「クルーズライン」の意味がわからない方、井上和美さんが書いておられる「ファッション・トリビア」に素晴らしいご説明がございましたので、是非読んでチョ。井上さん、大変ご無沙汰致しておりますが、お元気でいらっしゃいますか~っ!)

商品の物色を始めたが、すぐに気分が萎えてしまった。確かに素晴らしい商品が目白押しなのだが、どうみてもちょっと価格が高い。ほんと、ここ何年かずっと続いているユーロ高には頭が痛い。商品価格の為替連動性をとっているルイ・ヴィトンも、今年2回目の値上げを行うらしいし。この調子で行くと、来年2月のイタリア行きは、今年以上にもっと節約旅行にしないと相当な出費になってしまいそうだ(><)

それと、この百貨店さんが老舗系だということも大いに関係していると思われるのだが、売り場の商品構成が非常に重厚長大型、というか、完全にコート及びジャケットとスカート、ジャケットとパンツというスーツスタイル中心になっているので、非常に硬い印象を受けてしまう。セレクトショップの自由自在な単品をチョイスするコーディネートに慣れてしまうと、こういう売り場で上から下までを揃えて、という買い方にはなかなか逆戻りできなくなるのではないだろうか。

まあ、明日はかなり寒くなるそうだから、そうなるとコートが前面に、ということになると思うけど、今日くらいの日和だと、やっぱりクリスマス前の今の季節はワンピースが新鮮だ。「シャネル」のマネキンに、ピンクのシャネルツイードの半袖(!)ワンピースに、共布のボレロを着せてあったが、モデルさんみたいにボディラインが綺麗な女性が着たらすごく素敵なんじゃないだろうか。今年はヴィクトリアンブームに乗って、黒で来る人が多いだろうから、逆張りで非常に斬新でお洒落ですよね。

特選の売り場で私が何を見ているかというと、何よりも素材、テキスタイルやレザー、ファーなどである。今日もやはり垂涎モノの素材を数多く見ることができた。

今シーズンは、平場でもベロアやベルベットのジャケットが、レディスでもメンズでも非常に数多く目についたが、特選売り場にはベロアはまずはないです。ベルベット、それも、黒の色が違いますから!プロの皆様には申し上げるまでもないが、一般のファッション好きの皆様、やはり、商品の価格によって素材の質は全然違うので、買われなくても良いので是非高いものもご覧下さいませ。

いいベルベットの黒は、例えば、漆塗りのお盆、とでも形容すれば良いのか、深い艶やかな漆黒で、見つめていると深い森の奥に吸い込まれそうな気分になる程魅惑的である。

それから、「ジョルジョ・アルマーニ」には、ウールと合繊の3者混で、わざと粗野な感じに少しだけ起毛してカジュアル感を出した素材を使った、カジュアル調の、少し丈長のジャケットがあった。色は、牛乳にコーヒーを数的垂らしたような、モカ茶。赤茶っぽい色ではなくて、ベージュを濃く濁らせたようなモカ茶の生地は、ほとんどといっていいほど日本よりはイタリア製の方が上質感のある色味に仕上がっているように思うのだが・・・こんなことを申し上げると、尾州の皆さんに叱られてしまいそうだけど。

お値段は22万円台だったが、これならば納得、という感じだ。私がリッチな有閑マダムだったら即買いしていることだろう(笑)。

今日はある売り場で、明らかに素材の知識(しかも基本的な知識)に乏しい、と思われるショップスタッフの方に出くわした。誰でも最初はそう、最初から何でも知っている人なんていない。ただ、売り場の先輩や店長、会社の上司の中に、素材についてきちんと勉強すべきだということを教えてくれる人がいるかいないかで、その人の今後の人生は大きく変わってくるのではなかろうか。

私の場合、最初に勤めた会社の先輩達が非常に厳しい方で、そしてこと細かく様々なことを指導してくれたことが仕事の面白さに目覚めるきっかけになったのだ。むろん、仕事だけが人生の全てではないが、どうせ働くのなら、プロ意識を持って、お客様に喜ばれる接客ができることを目指した方が人生がより楽しくなると思うんだよね。

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最終更新日  2005年11月16日 00時55分18秒
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