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カテゴリ:展示会・セミナー覚え書
先般、このブログに、プレス担当のプリマクレール・森野さんからわざわざ書き込みまで頂いたので、行って参りました。原宿のSTART LINEで今日まで開催されていた、「翡翠」の来春夏向け展示会である。
同ブランドの商品は、何度かこのブログでもご紹介させて頂いている通り、東京コレクションや、大規模な合同展示会の「Rooms」、そして、ビームスさんなどの店頭でもちょくちょく拝見している。 しかし、単独の展示会、というのは、やはりいいですね。MDの全体構成と、1点1点の商品のデザインやディテールを、つぶさに見ることができる。 さくら、あつかましくも何点か試着させて頂き、「翡翠」の魅力を改めて再認識致しましたよ(^^) ご参考までに、JFW in 東京の公式サイトにアップされている「翡翠」のコレクションフォト及び、MSN-Mainichi Intarativeをご紹介しておこう。 JFWの方には、写真が2列に並べて掲載されているが、左の列の上から3番目のブラウスが、今日展示会場ではボディに着せてあった。「ショップさんによってお勧めしたい商品は違いますから・・・」とおっしゃられる伊藤さんに無理やり伺ったイチ押し商品は、やはりこの商品であった。綺麗な朱赤と、バルーン・シルエットが、非常に印象的である。 バルーンは、スカートではちょくちょく見かけるが、トップスでは結構珍しいのではないか。 これと、同じJFWの写真の、右列の上から2番目の商品は、実はデザインは同じだが、素材のドレープ感が違うので、これだけ雰囲気、シルエットが違っているのだとか。いずれも、コレクションでは同系色でコーディネートしてあったが、インナーの色を変えてもお洒落ですよね。 何点か麻素材の面白い商品もあった。「翡翠」といえば、プリントのイメージが強いが、麻のジャケットで、ペイズリー柄を和調のモチーフと組み合わせてアレンジしたプリント柄の中に、実はものすごく小さく、日本地図を逆さにしてポツンと入れ込んであるのだ!これは、聞いてびっくり、なかなか楽しい趣向である。 「ストレートな和のイメージだと皆さん引いてしまうだろうから、自分なりに和というテーマをどのように表現しようか知恵を絞りました」と伊藤デザイナーは語っておられたが、色だったり、プリントだったり、素材だったり、デザインディテールの一部だったりにひょっこりとどこかしら懐かしく、また新しいイメージでもある「和」が顔を覗けている、という風に、ほど良いミックス感が出ているように思う。 ジャケットは、丈の長いものでも6万円、短いものだと4万円くらいだから、デザイナーズブランドにしては買い易い価格だと私は感じたのだが(若い人にとってはそれでも高いでしょうけどね)。 「翡翠」らしい、サルエル風パンツや、ロングのラップスカート、ベアショルダーのワンピースとしても着られるアシメトリーなデザインのチューブスカートなどに混じって、茶系のカラーデニムに、箔をプリントしたカジュアルパンツがあったり。 身頃が茶もしくは黒で、小さく白のスタンドカラーがついているTシャツは、上、下、前、後ろの4方向をどのようにひっくり返しても着用可能だという。そのうち2通りを試させて頂いたが、なかなか可愛らしかったですヨ。 同ブランドの取引先店舗数は現在32店舗になっているとか。デビューされて6年、順調に販路を拡大なさっておられるというのは、本当に凄いことである。 ファッション業界の中で、「続ける」ということは、本当にものすごく大変で、エネルギーがいることだ、というのを、私は日頃からいろいろな企業さんとお付き合いしてきて、強く感じているので。 来週から、デザイナーの伊藤さんご自身が地方のセレクトショップさんを回って、受注会を開かれるのだとか。そうやって、直接ファンの方とのコミュニケーションを図っておられることも、ブランドイメージの確立に繋がっているのだろう。 このブログを、ひょっとしたら、地方のショップの方やファンの方もご覧になって下さっているかもしれないが、本当にいろいろな着こなし方が出来る、一筋縄ではいかない服(^e^)が揃っていますので、是非その味を堪能して頂ければと思います。着ると元気が沸いてくる、そんな服達ですから、どうかお楽しみに。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月17日 23時48分50秒
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