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カテゴリ:IT活用
(あまりにも失敗が多すぎて、読者の皆様にも本当に申し訳ないのだが、今日も「アパログ」のサイトに原稿をアップできなかったので、後程アップするための原稿をこちらに書き残しておきます)。
オシャレなサイト、というと、私がすぐ思い浮かべるのは「アンジェ」さんだ。この楽天さんのショップを始め、PCサイト向けは他にYahoo!ショッピング店、ビッダーズ店があり、それぞれに特徴のあるツクリになっている。 それだけでなく、既にモバイルサイトもちゃんとオープンしているのだ。私が使っているiモードでは昨年12月からだが、今調べてみると、EZWeb、Vodafone!Liveにもサイトは存在するようだ。 モバイル公式サイトはシーエーモバイルさんとのお取り組みのようだが、この他、ポケットビッダーズの店舗もあって、ケータイしか持っていない人でもちゃんと複数のサイトを見比べて楽しく買い物が出来るようになっている。 「アンジェ」さんのモバイル本店サイトの中で、私が面白いなと思っているのは、「イメージ検索」のコーナーだ。 イメージ検索というと、Googleのイメージ検索のような、ある単語を検索するとそれに関連する画像がずらっと出てくるような仕組みを思い浮かべる向きも多いかと思うが、「アンジェ」さんのケータイサイトの場合はそうではなく、同社の商品群を幾つかのイメージでグルーピング、分類しており、その単語をクリックすると、それに該当する商品が順番に出てくる、という仕組みだ。 イメージキーワードは、「ポップ」「落ち着き」「温かみ」「大人感」「和み」。ほとんどが日本語でわかりやすい言葉ばかりだ。しかも、どれもきっちり4文字以内!(ケータイ通販の場合、「短く、簡潔に表現する」ということは非常に大事なんですね)。 ネット通販の世界においては、商品分類がきちっと出来ており、サイト内で顧客内を混乱させない導線を組んでいる、ということが非常に重要なことである。行きつ戻りつが難しいケータイの場合は尚更、なのだが…。 「アンジェ」さんクラスのアイテム数を取り扱っている品揃え型のサイトの場合は、それは後付けで行われているのではなく、実は、仕入れ、バイイングの段階から、自社が仕入れたい商品のグルーピング、分類がきちんと出来ており、更には、どういう顧客ターゲットにどれだけの量を売るか、という目標までが明確に設定されているはずなのだ。 それはつまり、リアルかネットか(モバイルか)、を問わず、リテイルマーチャンダイジングの基本である。 「アンジェ」さんクラスの複雑なMDになってくると、メーカー発の単品通販のようにサイト構築や販売ノウハウの習得のみで切り回すのは難しくなる。商売そのものは、リアルの大型店のオペレーションに近づいている。 ということは、裏を返せば、商品計画がしっかりし、自社なりの商品分類の基準がきちっと決まっている企業ならば、リアルからネットやモバイルに進出しても勝算は大いにあるはずなのだ。現状はまったくそうなっていないのが、非常に寂しいのだが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月17日 21時42分41秒
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