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カテゴリ:IT活用
いやはや、進化しているのはネットやケータイの中だけじゃないんですよね。
リアルの店舗ビジネスのIT活用、こちらの方も、アメリカに負けじと、日本の進んだ企業さんは頑張っておられる。 今日発表された、セブンイレブンさんのこのニュース。総投資額500億円、というケタはずれに大きな数字にも度肝を抜かれるが、実際にどのような店舗システムが導入されたのかという説明を垣間見ると、さすがセブンさん、と唸らされる内容だった。 同社自身のニュースリリースに、かなり詳しい記述があるので、リテイルビジネス、アパレルさんのSPAご担当者の皆様などには是非お読み頂きたいが、時間のない方のために、私が感心した点について短くまとめておこう。 1.店舗システムで、音声、動画による商品説明が見られるようになっていること。 これは時流、ですね。言葉による説明よりは、棚割りの問題など、一目瞭然でわかりやすくなるのではないだろうか。 2.セブンイレブンの電子マネー「nanaco(ナナコ)」だけでなく、他社企画の電子マネーも使える非接触リーダーライターをレジに備え付ける。 これ、小売システムに関する展示会「リテイルテックジャパン」を見るたびに思っていたんですが、カードリーダーが幾つもレジ周りにあるとお客様にとって紛らわしい上買い物かごを置きにくくなってしまう。 それにしても、POSレジの変更に含めて一気にやってしまうとは、凄いことである・・・。 3.店内に無線LANを配備 IT系企業のオフィス並みの環境ですね。売場にも事務所にもちゃんと無線LANのアンテナを置いて、売場の商品情報を見ることが出来るようにするそうだ。 4.小売店にとっての「あったら便利」メニューの充実 店舗システムに配備されている「チラシ作成機能」「天候情報」「レシートにクーポン券、QRコード等を印字できる機能」等々、本当に痒いところに手が届いているなぁ、とひたすら感心させられた。こういうものがあれば、店舗独自の販促がガンガンかけられますよね。 5.セキュリテイ対応の強化 これが、ハンパじゃないっす。まずは、無停止サーバを横浜と大阪の2箇所に配備し、完全バックアップ体制を実現、また、センターへの回線引込局や通信機器等も2重化するそうだ。 ここに来て、コンビニ業界全体の売り上げは頭打ち傾向を見せており、発注の精度を上げて売り逃しを防いだり、セルフ販売ながら仕組みとしての顧客へのサービスを向上させる必要性は前にも増して高まっている。 まさに、情報戦の様相を呈している業界だが、電子マネーの導入と合わせてのこのタイミングでのインフラの整備で、セブンイレブンの競争力はまた一段とアップするのではないかと感じるのは私だけだろうか? こちらのブログもお役立ちネタが満載♪「両国さくらの☆ネットでファッション☆」 ・・・今日のお題は「日本語のまま中国のホームページが検索できるサイト『JChere(ジェイシーヒア)』」 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月26日 00時27分45秒
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