Tim Blanks氏が2006年春夏メンズコレをメッタ斬り(アタイは玄人なのよーん)(笑)【エッセー】
いやはや、三連休明けの火曜日は、皆様お忙しそうです。さくらもバタバタ、の1日でした(MD講座パート2のレポートがまだの方、すみませんがヨロシク、です)。という訳で、今日は手抜き日記で勘弁してチョ。昨日のエントリでご紹介した、「MEN'S STYLE.COM」のコレクションサイトがメチャメチャ面白い。何と言っても、コレクション開催直後に作品の写真が見られるのがプロにとっては魅力的なのだが、Tim Blanks氏の記事がなかなか辛らつなのだ。日本じゃホント、考えられないような皮肉やギャグが満載である。英語の勉強をかねて、早速一部をさくら流に引用&翻訳させて頂きますね。自己流英語なので、間違いがあったら、賢明な読者の皆様、教えて下さいませm(__)mまずはこのブランド、「ヨウジ・ヤマモト」から。「But so much was overly familiar about the clothes(中略)that one was left musing on where Yohji fits into the contemporaly landscape, especially when his inspiration was anything but, "when I touch it, everything becomes modern”, he said gromically, maybe.」{しかし、洋服についていうと、あまりにも親しみやすすぎるのではなかろうか(中略)。ある者は、ヨウジが現代的なランドスケイプに合わせようとしていることについて熟考している。彼のひらめきは、何なのだろうか?彼はものものしく「私が触れたものは、何でもモダンに変身する」と言いたいのだろうから=筆者訳}。あえてさくらのコメントは、省略させて頂きます。次、皆様が大好きな、「コム・デ・ギャルソン」。ローリングストーンズのアイコン、「lips-'n'-tongue」(唇と舌)が満載のコレクションを評して・・・。「In keeping with Kawakubo's philosopher-of-fashion status, the show might have a passed for a meditation on the power of branding, or perhaps the nature of a fame, but with Mick's consort L'Wren Scott in the front row and a new Stones tour on the way, conjecture was inevitable. Comme to dress Strollers? Stay tuned.」(川久保さんの哲学及びファッション業界における地位には揺るぎがなく、ショーはブランドのパワー、あるいは自然な評判への瞑想につながった。しかし、ミック・ジャガーの恋人、L'Wren Scottさんが最前列に陣取り、新しいストーンズのツアーも幕を開けている。推測は避けられない。“ふらふらしているやつ”に服を着せようってかい?チューニングを続けてな!=筆者訳)。最後の「comme」は「come」、「stroller」は「Stones」との掛詞であろう。しかし、さくら的には、これは売れセンを突いている企画だと思いますがね。クリエイティビティの高さは別として。メンズに関しては肩の力を抜いて純粋に楽しんでやっておられるようで、私はむしろレディスより好きだったりもする。「いいんじゃない、アタシはローリングストーンズが好きなのよ」・・・そうやって開き直ったもん勝ちなのではなかろうか(笑)。最後は、フセイン・チャラヤン様。褒められてんだか、けなされてんだか。「Hussein Chalayan's reputation a fashion brooding conceptualist has been belied for some time by the lightness and charm of the clotes he actually design. And charm- as in "lucky"- was the operative word for his spring 2006 men'swear Collection.」(フセイン・チャラヤンのファッション業界のコンセプチュアリストとしての評判は、時折彼が実際にデザインしている服の軽さと魅力によって裏切られてしまう。そして、魅力ー「幸運」ーという語が、彼の2006年春のコレクションを示唆する言葉となっている=筆者訳)。う~ん、中身はともかく、ここには15枚の写真しかないのだが、もしたったこれだけの型数しか出しておられないとすると、チャラヤンさん、ちょっと仕事量、少なすぎやしませんか(笑)。確かにトップスの2枚重ねとか、パンツの裾の微妙なだぶつかせ方とかに玄人好みのワザはあるのだろうが・・・。最大のポイントは、ヒラヒラしているシャツの前立て、らしい。これを指して、Blanks氏は、「日本のOmijuku」とおっしゃっておられるのだが、これはおみくじの間違いではないのでしょうか。ああ、たしかに、脳天気で軽~いコレクションですなぁ。