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2004.12.12
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カテゴリ:日々のことがら
母を毎日膝の治療に送迎しています。
私もお世話になっていた古い整骨院です。
この向かいにこれまた古いおにぎり屋さんがあって、なんとなく寂しい雰囲気だったので、母と治療の帰りに、
「もう、やっぱりおにぎりだけ、という商売はコンビニに押されてしまうんだろうね。」
などと、話していたら、ある時から幾日も店を閉じています。
「遂に、廃業か?」
と噂していたら、この間、母が、治療している時にそこの奥さんがみえて、先生と話しているのを聞いていたらば、ご主人が倒れて大学病院に入院したので、お店はもうやめる、とご挨拶があったとのこと。

「もう、いつ食べたか分からない位前に食べたっきりだったけど、そう聞くともう一回食べたかったね。」
って皆で話したのだと、母は、小豆色の閉じたシャッターを見送りながら言いました。
私も、あのぴしっとした米の、崩れそうで崩れない三角のおにぎりを思い出し、鮭とか、梅干がちらっとのぞいていた感じとか、卵巻きの巻き具合とか、季節によって色々だった混ぜご飯のおにぎりなどなど色々と思い浮かべました。偏屈なオヤジさんが大きな釜に大きな杓文字でわっさわっさとご飯を混ぜていた背中も思い出されます。

オヤジさん、回復されるといいですね。

さようなら、ぴかぴかおにぎり。とってもおいしかったの忘れません。ありがとう。お大事に。





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Last updated  2004.12.12 17:00:00
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