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2005.11.17
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カテゴリ:日々のことがら
いまはむかし。
骨董市で抹茶碗を買った事がある。
大した品物ではないけど、お茶を点てるには具合がいいかな?という底の雰囲気があったので買った。ちょっとしたお値段だった。

点ててみたら、自己流だけどもやっぱり点てやすくて、
「良かったなー。」
と満足していたら。

実家に引き上げてきてしばらくしてから、母が、
「ほらっ、あの小汚い茶碗漂白したよー。」
と言って持ってきてくれた。

「……」

それほど時代がついている訳ではないけどさ、こういう器って、一つだけゆっくりとそっと洗うもので、他の食器諸共強烈なブリーチにかけるものではないと思うんだ。

……

骸骨の様になっている。

まとっていた日々は全部ブリーチに晒されて霧散し、抜け殻になったワタシの茶碗……。
全部ワスレテシマイマシタ、という、骨だけになった姿は腹が立つというより申し訳なくて……。とてもそれでお茶を点てようという気にはなれなくなって、戸棚の奥に仕舞ってしまった。

だけど、この頃妙に気に掛かる。
一度出してみよう、そしてなにか出来ないか、考えてみようって。
左手ではちょっとお茶は点てられないと思うけど……。





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Last updated  2005.11.17 11:31:54
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