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カテゴリ:ちいさいくに
今朝雨戸を開けたら、簾にカマキリがいた。
緑色で、いんげんみたいだ。 多分、ここへ卵を産もうとしているのだと思う。 よく、簾に卵を産まれるからだ。 息を潜めて、じっと見ていると、大きな目でじっと見返してくるみたい。 動かない。 カマキリは注目してしまう虫だ。 好き、という訳ではないけれど、嫌い!という訳でもない。 どちらかというと、敬意を覚える虫、のひとつだ。 敬意を覚える虫は、他に蜘蛛がいる。 蜘蛛は怖い。 怖いけど、あれは小さな虫を食べてくれる。 母は「朝、蜘蛛を見たらお客さんが来る」と言う。 鹿児島で、蜘蛛が沢山巣を張っている宿に泊まった事がある。 それは行き届いてないんでなくて「蜘蛛相撲」がある土地柄だったからだけど、お客は私一人で、蜘蛛沢山。 蜘蛛の吐息が聞こえてきそうにしーんと静か。 蜘蛛の糸にぐるぐるにされそうな一夜だった。 コワカッタ。 カマキリも噛まれたら痛い。 肉食だから。 バッタも噛まれたら痛い。 でもカマキリはバッタとは違う感じ。 あのしゅーっとした姿がいいのか。鎌が気になるのかな? 「蟷螂の斧」というのは愚かな喩えに使われがちだけど、私はそういうの豪いと思う。 敵わなくても戦うぞ、潰されても構うものか というのが、好きなんだ。きっと。 カマキリさん。 良い子を産んで下さい。 雨戸の開け立てには気をつけますので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.19 16:01:54
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