テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:老い。
近隣に、義母の幼馴染でもあり、縁戚でもある方々がいらっしゃる。 その方々のうち、おふたりが、ここ3年で 認知症が出始め、 義母は 時折 恐慌状態に陥る。 特に おひとりは、義母の従姉でもあり、大親友でもあり、 唯一? これまで義母の愚痴や非難対象になったことのない、 稀有のよくできた御方であったため、私自身も衝撃であったし、 義母の受けた打撃は甚大なものがある。 曰く 逢っても昔のように話せず 淋しい。 お嫁さんたちが可愛想。 義父の最後の状態よりは、まだ 良いようだ。 彼女らに比べれば、自分はまだまだ大丈夫。 そして 最後は 必ず 自分もまた、行く道なのだろうか。 と 不安と恐怖でいっぱい。 私は、私自身の行く道にも 私自身が恐怖を覚えつつ。 大丈夫、大丈夫。 お義母さんは、私たちに頼らず、ご自身で畑をされ、食事もつくり、 毎日あれこれで頭いっぱいで過ごされてるから 大丈夫。 そんなことは、そうなったときに、考えましょう。 、、いつも そう、同じ言の葉を紡ぐしか ない。 長義兄の帰省しない土曜日には、そのお2人が お嫁さんたちから持て余され( ← ご当人たちの弁 )、 義母の元に遊びにヤって来る。 お昼過ぎから夕刻までいらっしゃるので、 その度に、義母としては、 違ってしまっている幼馴染との会話に 途方にくれ、 持てるだけの気力を使い果たす。 この日は、古い話なら覚えているだろうと、 3人が同じ小学校に通っていた時代に習った歌について話すと、 そのお2人とも、全く覚えていなかった、と 肩を落とす。 義母は、幼心にもこの歌を至高のものと想い定め、 ずっと、自らの生きる指針、子育ての指針、として来たらしい。 現在もよく歌うのだ、という。 だが、題名が判らない。 長年の間に、歌詞も間違ってしまっているかもしれない。 「 あんた、調べてみてくれんかのぅ 」 歌なら、ネットで調べれば簡単なことだし、 私だって識ってるかもしれない、と、簡単なことのように考え、 是、と応えて、義母に歌ってみて貰って驚いた。 未知の世界だった。 (o_ _)oポテッ このような歌を、小学生だった義母がこころのよりどころとし、 80余年を生きて来たのだ。 歌詞を走り書きし、帰宅してすぐにググってみて、途方にくれる。 ヒットしない。 歌詞中の全ての文節で区切って、1つ1つググっても、ヒットしない。 地元の御方の、創作歌、なのだろうか。。。 く~~。 単語単語は 珍しいものではないのに、 オリジナリティあふるる文節だっ! 個人的には「 こころの花 」って、とても好き。 どなたか、おこころ当たりをお持ちでしたら、 是非お知らせ下さい。 m(__)m 錦を飾り 彩を敷き 玉の台(うてな)に住むとても こころの花の 薫らずば 誰も 仰いで 見てくれん 百千(ももち)の言葉を つらぬとも 妙なる文字を 飾るとも ―― 一行欠落 ―― ゆかしきひとに なれよかし 葦(よし)やつづれを 身にまとい 腕(かいな)は 塵にまみるとも たゆまず こころを 培いて ゆかしき ひとに なれよかし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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